7歳女子の患者さん。いつもお洒落なお母様と来院されます。
差し出されたのは診察券ではなく、かわいい封筒です。
「? 誰に渡しましょうか?譲先生?祐子先生?」
「おねえさんに。」
「受付のお姉さん?どの衛生士のお姉さん?」
「このあいだ、レントゲンとるときに、いっしょにいてくれたおねえさん」
「え?私?お姉さんじゃないけど.........私宛のお手紙なの?」
撮影の間、一人でレントゲン室に残る心細さに思わず涙目になってきた○○ちゃん。
防護エプロンを付け、○○ちゃんと一緒にレントゲン室に入ったことを思い出しました。
「○○ちゃんのお母さま、
先日レントゲン室で撮影の間、変顔(へんがお)をして遊んでいたのですけど、
お家でもなさいましたか?変なことを覚えて来たと思われたのでは?」
「家でも話していました。凄く緊張する子なのに、○○もすっかり慣れて、
もう治療中一人でも大丈夫みたいです。私もホッとしました。」
お母さまの大人の対応に救われました。