よくある質問

Q:どうしてよくない歯並び(不正咬合)になるの?

A.遺伝、虫歯で乳歯が早く抜け、永久歯への生え変わりがスムーズに行われなかった、外傷、噛むことの不足によるあごの骨の発育不良、舌癖や指しゃぶり、口呼吸・鼻疾患、唇やあごの筋肉が強い、片側だけで噛むクセ、頰づえをつくクセなど、いろいろな原因が考えられます。 

Q:どうして矯正治療が必要なの?

A.歯並びや咬み合わせが悪いと、咬みづらい、話しづらいといった問題のほかに、歯磨きがしにくいので虫歯や歯周病にもなりやすくなります。また、治療を受けられる多くの方は、何らかの見た目の問題を感じており、口元や顔の輪郭が気になる方も多くいます。心身共に健康で毎日を快適に過ごすために歯並びや咬み合わせを改善し、こうした問題を解決するために必要なのが矯正治療です。

●歯並びや咬み合わせによる問題
・食べ物をよく咬むことができないため消化器官に悪い影響を与え、あごの骨の発育に支障をきたす
・笑ったときなどに人に与える印象があまり良くない
・心理的障害やコンプレックスとなり、人前で笑ったり話したりすることに消極的になる
・正しい発音がしにくく、相手が聞き取りにくいことがある
・咬み合わせがひどく悪い場合、顎関節症になることもある
・虫歯や歯周病になるリスクが高まる
 

Q:どんな仕組みで歯が動くの?

A.矯正治療において、歯は歯を支える骨の吸収と造骨という現象で動きます。装置をつけると歯に弱い力が加わり、歯根膜を圧迫します。すると力の加わった側に造骨細胞が出てきて新しい骨ができてきます。力の加わる方向の骨には破骨細胞が出てきて、骨を吸収します。その結果、歯は力の加わる方向に移動するというのが基本原理です。 

Q:歯を抜かなければ矯正治療はできない?

A.お口の状態や目指す治療目標によりますが、歯とあごの大きさの不調和が著しい場合などは抜歯が必要です。ただし、乳歯から永久歯に変わる頃やあごの成長が旺盛な時期に適切な治療を行うと、抜歯しなくても矯正できる可能性があります。 

Q:虫歯や歯周病にかかっていても矯正はできる?

A.矯正治療を始める前に歯の精密検査を実施し、虫歯や歯周病がある場合は、先に必要な治療を済ませてから矯正治療を行います。ただし、重度の場合は矯正治療ができない場合もあります。 

Q:食事や歯磨きは普通と同じでいいの?

A.矯正装置によって多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。歯磨きは、装置をつけているため工夫が必要です。装置に合わせたブラッシング指導を行いますので、しっかりマスターしましょう。 

Q:矯正治療が成功するポイントは?

A.矯正治療は長い治療期間を必要とします。患者さんと矯正歯科医師が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないよう頑張ることが必要です。特にお子さんの場合は、ご本人だけでなくご家族の応援や協力も大切なポイントです。 

Q:保険診療の矯正治療を行える医療機関とそうでない医療機関の費用の違いは?

A.外科手術+入院+矯正治療の場合、病室などにもよりますが40~80万円ぐらいです。保険適応外の医療機関では120~240万円ぐらいです。 

Q:通院はどのくらい必要なの?

A.来院間隔を短くすることで治療期間を短くすることが可能な場合もあります。お急ぎの方はご相談ください。 

Q:費用はどのくらいかかりますか?

A.患者さんの症状とご希望の装置によって異なります。当院では治療を開始する前に費用を明解に提示します。その後、治療期間が長引いても治療確定時に決められた金額以外はかかりませんので、安心して治療を受けていただけます。

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