2015年6月 1日

人生を、将来を、よりよく変えることができる矯正治療

副院長あいさつ

矯正治療は「歯並びを治すだけの治療」と思われているようです。しかし私は、それだけではないと考えています。矯正治療は、歯並びだけでなくあごなどの土台、根本的な口腔内全体を整えられるとてもスケールの大きい治療です。「こんなにも変わるのか」というほど、劇的に口元や顔立ちが変わることも珍しくありません。

そして、顎顔面全体がきれいに整うことでコンプレックスが解消し、明るく歯を見せて笑えるようになったり、人前で堂々と話ができるようになったりするなど、前向きに生きることができるようになり、その方の性格や生活までが変わっていくこともあります。

矯正治療の素晴らしさと可能性を知っているからこそ選んだ道

院長あいさつ私は、矯正歯科医の娘として生まれ育ち、自分自身も歯科矯正を経験したことで、矯正歯科医師を志しました。それは、矯正治療で歯並びや口元が変わることによって、人生が見違えるほど素晴らしく変わり、充実することを、身を持って感じてきたからです。

歯科先進国と言われる欧米では、矯正治療は、当然子どもに受けさせるべき教育の一環として考えられています。国際化が進む中で、日本でもこれから矯正歯科治療の重要性は高まっていくはずです。しかも再生医学などの進展により、矯正治療の可能性はますます広がると考えられます。矯正を学ぶほどに私は、この治療によってもっと多くの方に人生の可能性をも広げていただきたいと考えるようになりました。

患者さんに納得していただきながら、共に満足できるゴールを目指します

副院長あいさつ当院は、父が開院し、地域の皆さんに親しまれてきた矯正歯科医院です。私自身も生まれ育ったこの地で、患者さん個人の資質に基づいた根拠のある矯正治療を行いたいと考えています。

最新の研究成果や治療技術も積極的に取り入れ、患者さんに寄り添って信頼関係を育み、患者さんご自身の協力も得て、満足のいく完璧な状態で矯正治療を終えることを目指します。歯並びや口元のことでお悩みをお持ちの方が、矯正治療によって健やかで美しい笑顔となり、より素晴らしい充実した人生を手に入れられますように。心からお役に立ちたいと願っています。

院長経歴

院長あいさつ秋山矯正歯科 院長 秋山祐子

【経歴】
平成14年私立女子学院高等学校 卒業平成15年日本大学歯学部 入学平成21年日本大学歯学部 卒業平成21年歯科医師免許 取得平成21年日本大学歯学部付属歯科病院 研修診療部 勤務平成22年日本大学大学院歯学研究科 歯学専攻口腔構造機能学分野 歯科矯正学講座 入学
日本大学歯学部ティーチング・アシスタント
平成26年日本大学大学院歯学研究科 歯学専攻口腔構造機能学分野 歯科矯正学 講座 修了
同大学院 博士(歯学)取得
平成26年日本大学歯学部ポスト・ドクトラル・フェロー
日本再生医療学会 再生医療認定医 取得
平成27年日本矯正歯科学会認定医 取得
平成28年日本大学歯学部歯科矯正学講座 非常勤医員
秋山矯正歯科 院長

【受賞歴】
平成16年日本大学特待生平成17年日本大学歯学部佐藤奨学生平成19年日本大学特待生平成19年日本歯科医師会/デンツプライスチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会 優勝
American Dental Association annual session (San Francisco)にて招待講演
平成20年日本大学奨励賞平成21年日本大学優等賞平成23年優秀発表賞(第70回日本矯正歯科学会大会・第4回国際会議)

【資格】
日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)
日本矯正歯科学会認定医
日本再生医療学会再生医療認定医
Tweed Foundation fellow member
ヨーロッパアライナー(マウスピース)矯正学会 認定医

【所属団体・学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本再生医療学会
日本炎症再生医学会
日本歯科医師会
千葉県歯科医師会 
松戸歯科医師会
American Association of orthodontists (AAO) International Member
World Federation of Orthodontists(WFO) Fellow

論文・学会発表等

研究業績

【原著論文】
Yuko Akiyama, Yoshikazu Mikami, Eri Watanabe, Nobukazu Watanabe, Taku Toriumi, Tomihisa Takahashi, Kazuo Komiyama, Keitaro Isokawa, Norisyoshi Shimizu, Masaki Honda (2014)
The P75 neurotrophin receptor regulates proliferation of the human MG63 osteoblast cell line
DIFFERENTIATION 87(3-4):111-8

・Nishikawa Y, Akiyama Y, Yamamoto K, Kobayashi M, Watanabe E, Watanabe N, Shimizu N, Mikami Y, Komiyama K. (2015)
Osteocytes up-regulate the terminal differentiation of pre-osteoblasts via gap junctions.
Biochem Biophys Res Commun. 456(1):1-6

・Mikami Y, Tsuda H, Akiyama Y, Honda M, Shimizu N, Suzuki N, Komiyama K. (2015)
Alkaline phosphatase determines polyphosphate-induced mineralization in a cell-type independent manner. J Bone Miner Metab. Epub ahead of print

・Mikami Y, Yamamoto K, Akiyama Y, Kobayashi M, Watanabe E, Watanabe N, Asano M, Shimizu N, Komiyama K. (2015)
Osteogenic Gene Transcription Is Regulated via Gap Junction-Mediated Cell-Cell Communication.
Stem Cells Dev. 24(2):214-27.
・Sato M, Toriumi T, Watanabe E, Akita D, Mashimo T, Akiyama Y, Isokawa K, Shirakawa T, Honda MJ. (2015)
Characterisation of mesenchymal progenitor cells in crown and root pulp from human mesiodentes.

Oral Dis. 21(1):e86-e97
・Ueno S, Motoyoshi M, Mayahara K, Saito Y, Akiyama Y, Son S, Shimizu N.
Analysis of a force system for upper molar distalization using a trans-palatal arch and mini-implant: a finite element analysis study. (2013)
Eur J Orthod. 35(5):628-33.

・Akita D, Morokuma M, Saito Y, Yamanaka K, Akiyama Y, Sato M, Mashimo T, Toriumi T, Arai Y, Kaneko T, Tsukimura N, Isokawa K, Ishigami T, Honda MJ. (2014)
Periodontal tissue regeneration by transplantation of rat adipose-derived stromal cells in combination with PLGA-based solid scaffolds.
BIOMEDICAL RESEARCH-TOKYO Vol.35, No.2

・大政沙織, 馬谷原琴枝, 秋山祐子, 仮谷太良, 齋藤綾乃, 竹之内裕之, 岩井裕昭, 田口寛子, 柄沢瑶子, 江島堅一郎, 本田和也, 清水典佳 (平成24年)
レーザー照射による矯正用アンカースクリュー周囲骨形成促進作用のマイクロCTによる評価
日大歯学, 第86巻第2号 101-105頁 

【学会発表】
1)Yuko Akiyama (2023)
Clinical efficacy of clear aligners in treating bimaxillary protrusion patients with first premolar extractions.
第9回世界舌側矯正歯科学会 (WSLO), Kobe

2)Yuko Akiyama (2023)
Clinical efficacy of clear aligners in treating bimaxillary protrusion patients with first premolar extractions.
European Orthodontic Society (EOS), Oslo

3)秋山祐子, 三上剛和, 田村瑛子, 鶴町仁奈, 清水典佳. (2015)
骨芽細胞はgap junctionを介して脂肪前駆細胞の脂肪への分化を抑制する.
第74回日本矯正歯科学会, 福岡

4)秋山祐子, 三上剛和, 鶴町仁奈, 田村瑛子, 清水典佳 (2014)
骨芽細胞はgap junctionを介した細胞間シグナル伝達によって間葉系幹細胞の骨芽細胞への分化を誘導する
第73回日本矯正歯科学会, 千葉

5)秋山祐子, 矢野晋也, 本吉満, 清水典佳 (2014)
口蓋正中部に植立した歯科矯正用アンカースクリューを用いて上顎大臼歯近心移動を行った多数歯欠損症の一例
第73回日本矯正歯科学会, 千葉

6)秋山祐子, 三上剛和, 鶴町仁奈, 田村瑛子, 清水典佳 (2014)
骨芽細胞はgap junctionを介した細胞間シグナル伝達によって間葉系幹細胞の骨芽細胞への分化を誘導する
第73回日本矯正歯科学会, 千葉

7)Yuko Akiyama, Yoko saito, Nina Tsurumachi, Keitaro Isokawa, Noriyoshi Shimizu, Masaki Honda (2013)
Development of new device to prepare the reproducible mouse calvarial defect model and the healing process
World Conference on Regenerative Medicine, Leipzig

8)秋山祐子, 斉藤瑛子, 鶴町仁奈, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2013)
マウス頭蓋骨における規格化された骨欠損部の作製とその治癒過程の解析
第72回日本矯正歯科学会, 長野

9)Yuko Akiyama, Yoko saito, Nina Tsurumachi, Keitaro Isokawa, Noriyoshi Shimizu, Masaki Honda (2013)
Reproducible Bone Healing Process in Calvarial Defect
11th International Conference on Tooth Morphogenesis and Differentiation, Marseille

10)秋山祐子, 渡辺恵理, 渡辺信和, 齋藤瑛子, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2012)
CD271は骨芽細胞の分化を促進する
第11回日本再生医療学会, 横浜

11)秋山祐子, 齋藤瑛子, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2011)
骨芽細胞様細胞における低親和性神経成長因子受容体の機能解析
第70回日本矯正歯科学会, 名古屋

12)秋山祐子, 渡辺恵理, 渡辺信和, 斉藤瑛子, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2011)
ニューロトロフィン受容体P75NTRは骨芽細胞様細胞の分化を調節する
第63回日本大学歯学会総会・学術大会, 東京

13)秋山祐子, 大城麻紀, 宮崎真至 (2008)
視認性に優れたオリジナルShade guideの製作
第21回日本歯科医学会総会, 横浜

14)Yuko Akiyama, Maki Oshiro, Masashi Miyazaki (2007)
Shade determination using visibly optimal custom shade guide
American Dental Association annual session, San Francisco

15)三上剛和,秋山祐子,山本清文,小林真之,渡辺恵理,渡辺信和,清水典佳,福島敦史. (2015)
骨芽細胞による間葉系幹細胞の遺伝子発現制御機構の検討. 第1回日本骨免疫学会, 沖縄

16)秋田大輔, 田村瑛子, 真下貴之, 鶴町仁奈, 新井嘉則, 山中克之, 金子 正, 鳥海 拓, 秋山祐子, 佐藤桃子, 月村直樹, 加野浩一郎, 松本太郎, 磯川桂太郎, 石上友彦, 本田雅規 (2014)
脱分化脂肪細胞(DFAT細胞)を応用した歯周組織再生
第13回日本再生医療学会総会, 京都

17)鶴町仁奈, 秋田大輔, 松本太郎, 加野浩一郎, 外木守雄, 齋藤瑛子, 秋山祐子, 鳥海 拓, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2014)
ヒト頬脂肪体の成熟脂肪細胞に由来する脱分化脂肪細胞
第35回日本炎症・再生医学会, 沖縄

18)秋田大輔, 田村瑛子, 真下貴之, 鶴町仁奈, 新井嘉則, 山中克之, 金子正, 鳥海拓, 秋山祐子, 佐藤桃子, 月村直樹, 加野浩一郎, 松本太郎, 磯川桂太郎, 石上友彦, 本田雅規 (2014)
脱分化脂肪細胞(DFAT細胞)を応用した歯周組織再生
第13回日本再生医療学会総会, 京都

19)鶴町仁奈, 秋田大輔, 松本太郎, 加野浩一郎, 外木守雄, 齋藤瑛子, 秋山祐子, 鳥海拓, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2014)
ヒト頬脂肪体の成熟脂肪細胞に由来する脱分化脂肪細胞
第35回日本炎症・再生医学会, 沖縄

20)秋田大輔, 鶴町仁奈, 鳥海拓, 齋藤瑛子, 秋山祐子, 佐藤桃子, 真下貴之, 大谷憲司, 加野浩一郎, 松本太郎, 磯川桂太郎, 本田雅規 (2013)
ラットDFAT細胞の歯周組織再生への応用
第8回日本大学先端バイオフォーラム, 東京

21)鶴町仁奈, 斉藤瑛子, 秋山祐子, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2013)
ラット成熟脂肪細胞から脱分化した線維芽細胞様細胞の特性
第72回日本矯正歯科学会, 長野

22)斎藤瑛子, 秋山祐子, 鶴町仁奈, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2013)
同一歯から採取した歯根膜と歯肉由来の間葉系細胞の解析
第72回日本矯正歯科学会, 長野

23)Takayuki Mashimo, Yukio Sato, Daisuke Akita, Momoko Sato, Yuko Akiyama, Yoshinori Arai, Yumi Matsuzaki, Keitaro Isokawa, Yoshiyuki Yonehara, Masaki J. Honda (2013)
Effects of mesenchymal stem cell transplantation into the sockets in mice
International Conference on Stem cells and Regenerative Medicine, London

24)Akita D, Arai Y, Kaneko T, Yamanaka K, Mashimo T, Morokuma M, Sato M, Saito Y, Akiyama Y,  Tsukimura N, Isokawa K, Ishigami T, Honda M (2013)
Enhanced periodontal tissue regeneration by adipose-derived stromal cell transplantation
International Conference on Stem cells and Regenerative Medicine, London

25)M.Sato, N.Watanabe, E.Watanabe, D.Akita, Y.Akiyama, T.Mashimo, T.Toriumi, K.Isokawa, T.Shirakawa, M.Honda (2013)
Characterization of the mesenchymal stem cells harvested from human supernumerary teeth
International Conference on Stem cells and Regenerative Medicine, London

26)本田雅規, 鳥海拓, 佐藤桃子, 斉藤瑛子, 秋山祐子, 鶴町仁奈, 白川哲夫, 大津真, 磯川桂太郎 (2013)
歯冠部歯髄と歯根部歯髄における間葉系細胞の特性の比較
第34回炎症・再生医学会, 京都

27)齋藤瑛子, 渡辺信和, 渡辺恵理, 秋山祐子, 秋田大輔, 鶴町仁奈, 鳥海拓, 磯川桂太郎, 清水典佳, 本田雅規 (2013)
ヒト歯根膜および歯頸周囲歯肉由来間葉系細胞における骨芽細胞誘導能の比較
第34回炎症・再生医学会, 京都

28)Momoko Sato, Yuko Akiyama, Taku Toriumi, Keitaro Isokawa, Masaki Honda (2013)
Dental pulp-derived mesenchymal cells in supernumerary teeth
11th International Conference on Tooth Morphogenesis and Differentiation, Marseille

29)Taku Toriumi, Naoya Takayama, Miyako Murakami, Momoko Sato, Yuko Akiyama, Koji Eto, Makoto Otsu, Keitaro Isokawa, Masaki J. Honda (2013)
Generation of iPSc from Dental Pulp-derived Mesenchymal cells
91st International Association for Dental Research (Seattle)

30)秋田大輔, 山中克之, 新井嘉則, 金子正, 諸隈正和, 斉藤瑛子, 秋山祐子, 真下貴之, 月村直樹, 磯川桂太郎, 石上友彦, 本田雅規 (2013)
高気孔径PLGAブロックを利用した脂肪組織由来間質系幹細胞(ASCs)による歯周組織再生の可能性
第5回口腔先端応用医科学研究会, 東京

31)秋田大輔, 新井嘉則, 山中克之, 金子正, 諸隈正和, 斉藤瑛子, 真下貴之, 秋山祐子, 月村直樹, 加野浩一郎, 松本太郎, 磯川桂太郎, 本田雅規 (2012)
高気孔径PLGAブロックを使用した脂肪組織由来間葉系幹細胞による歯周組織再生
第33回日本炎症・再生医学会, 福岡

【その他】
1)秋山祐子(2008)SCRPから始まる世界とのかかわり-Student Clinician Research Programに参加して-. 歯界展望 111:750-753.

2)秋山祐子(2008)2007年度ADA/SCRP 大会帰朝報告. 日本歯科医師会雑誌60:60.

よくある質問

Q:どうしてよくない歯並び(不正咬合)になるの?

A.遺伝、虫歯で乳歯が早く抜け、永久歯への生え変わりがスムーズに行われなかった、外傷、噛むことの不足によるあごの骨の発育不良、舌癖や指しゃぶり、口呼吸・鼻疾患、唇やあごの筋肉が強い、片側だけで噛むクセ、頰づえをつくクセなど、いろいろな原因が考えられます。 

Q:どうして矯正治療が必要なの?

A.歯並びや咬み合わせが悪いと、咬みづらい、話しづらいといった問題のほかに、歯磨きがしにくいので虫歯や歯周病にもなりやすくなります。また、治療を受けられる多くの方は、何らかの見た目の問題を感じており、口元や顔の輪郭が気になる方も多くいます。心身共に健康で毎日を快適に過ごすために歯並びや咬み合わせを改善し、こうした問題を解決するために必要なのが矯正治療です。

●歯並びや咬み合わせによる問題
・食べ物をよく咬むことができないため消化器官に悪い影響を与え、あごの骨の発育に支障をきたす
・笑ったときなどに人に与える印象があまり良くない
・心理的障害やコンプレックスとなり、人前で笑ったり話したりすることに消極的になる
・正しい発音がしにくく、相手が聞き取りにくいことがある
・咬み合わせがひどく悪い場合、顎関節症になることもある
・虫歯や歯周病になるリスクが高まる
 

Q:どんな仕組みで歯が動くの?

A.矯正治療において、歯は歯を支える骨の吸収と造骨という現象で動きます。装置をつけると歯に弱い力が加わり、歯根膜を圧迫します。すると力の加わった側に造骨細胞が出てきて新しい骨ができてきます。力の加わる方向の骨には破骨細胞が出てきて、骨を吸収します。その結果、歯は力の加わる方向に移動するというのが基本原理です。 

Q:歯を抜かなければ矯正治療はできない?

A.お口の状態や目指す治療目標によりますが、歯とあごの大きさの不調和が著しい場合などは抜歯が必要です。ただし、乳歯から永久歯に変わる頃やあごの成長が旺盛な時期に適切な治療を行うと、抜歯しなくても矯正できる可能性があります。
また、昨今は大人の方でも非抜歯で治療を行える技術や装置が発達してきています。一度ご相談ください。
 

Q:虫歯や歯周病にかかっていても矯正はできる?

A.矯正治療を始める前に、歯や歯茎の精密検査を実施し、虫歯や歯周病がある場合は、その重症度や矯正治療の進め方を考慮して、先に治療を行う場合もあれば、矯正治療と平行して治療を行う場合もあります。
当院の一般歯科部門と緊密な連携を取って治療に当たるため、2つ以上の病院に通院しなければいけない可能性が減ります。
 

Q:食事や歯磨きは普通と同じでいいの?

A.矯正装置によって多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。歯磨きは、装置をつけているため工夫が必要です。装置に合わせたブラッシング指導を行いますので、しっかりマスターしましょう。 

Q:矯正治療が成功するポイントは?

A.矯正治療は長い治療期間を必要とします。患者さんと矯正歯科医師が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないよう頑張ることが必要です。特にお子さんの場合は、ご本人だけでなくご家族の応援や協力も大切なポイントです。 

Q:保険診療の矯正治療を行える医療機関とそうでない医療機関の費用の違いは?

A.外科手術+入院+矯正治療の場合、病室などにもよりますが40~80万円ぐらいです。保険適応外の医療機関では120~240万円ぐらいです。 

Q:通院はどのくらい必要なの?

A.装置によって異なりますが、1か月に1回または3か月に1回です。ただし緊急来院が必要な場合もありますので、ご注意ください。 

Q:費用はどのくらいかかりますか?

A.患者さんの症状とご希望の装置によって異なります。当院では治療を開始する前に費用を明解に提示します。その後、治療期間が長引いても治療確定時に決められた金額以外はかかりませんので、安心して治療を受けていただけます。

理想的なよい歯並びとは

理想的なよい歯並びとは

よい歯並びとは、永久歯28本(親知らずを入れると32本)がきれいなアーチ状に並び、でこぼこがなく、上下の歯がしっかり咬み合っている状態です。

・上下の前歯の中心が揃っている
・上の前歯が下の前歯の1/3程度を覆っている
・顔の中心と歯の中心が揃っている
・上の奥歯と下の奥歯がしっかり咬み合っている(上の奥歯が外側)
・鼻の先と下あごの先を結んだEライン(エステティックライン)に対して、上唇は線のやや内側に、下唇はほぼライン上にある

●自分の歯並びをチェックしてみましょう
<正面から見たとき>

・顔の中心と前歯の中心は揃っていますか?
・あごが顔の中心線より右か左にずれていませんか?
・口を閉じたとき、下あごの先に梅干しのようなしわができていませんか?
・上下の前歯の中心は揃っていますか?
・左右どちらかの口角が上がっていませんか?
・左右の顎の位置は同じですか?

<横から見たとき>
・上下のあごのどちらかが前に飛び出していませんか?
・下唇が鼻の先と下あごの先をつなぐEライン(エスティックライン)の上にありますか?

<下から見たとき>
・奥歯を噛んだ状態で下から見たときに、上の前歯の裏側と下の前歯の間に隙間ができていませんか?

矯正治療の対象となる不正咬合の種類

八重歯・乱杭歯(叢生)不正咬合の種類
犬歯などが飛び出して、ほかの歯と重なっている状態です。乳歯例や混合歯列(乳歯と永久歯が混じった時期)にでこぼこや八重歯がある場合、顎を広げて永久歯のスペースを確保すると抜歯治療の可能性を大きく減らすことができます。大人の方では永久歯の抜歯を伴う治療が多くなります。

あごの骨の大きさと歯の大きさのずれの度合いが大きい場合、また口元が突出している場合も、抜歯の可能性が高くなります。小児期に治療を行い、あごの成長を利用して永久歯のスペースを確保すると、抜歯治療の可能性を大きく減らすことができます。

出っ歯(上顎前突)不正咬合の種類
上の前歯が大きく前突している状態です。遺伝や指しゃぶり、口呼吸が原因とも言われています。「単に前歯が出ている」「上あごが大きい」「下あごが小さい」という3タイプの症状があり、それぞれ治療法が異なります。

単に前歯が出ている場合は歯を本来の位置に戻す治療、あごの大きさに問題があるお子様の場合はあご全体の成長コントロールを行う必要があります。重度の場合は、上顎小臼歯を左右1本ずつ抜歯してから治療することがあります。

出っ歯は7歳ぐらいに予測できますので、小児矯正を行うことで、将来的に永久歯を抜かずに矯正治療を行える可能性が高まります。成長期に出っ歯を治すと、上下のあごのバランスを整えることも期待できます。

大人の方で上下のあごの大きさのアンバランスが大きい場合は手術を併用した矯正治療(保険適応)を行う場合もあります。

受け口(下顎前突・反対咬合)不正咬合の種類
下あごが出ている状態です。成長期の受け口はお顔の成長にも大きく影響し、上下のあごの成長のバランスが崩れ、三日月のような顔立ちとなる可能性が高まります。永久歯の生え変わりやあごの成長のバランスをみながら、矯正開始時期を見極める必要があります。

軽度の場合、前歯の生え変わりの時期に自然に治る場合もあります。重度の場合は小臼歯の抜歯、骨格的に下あごが非常に大きい場合は外科手術(保険適応)を併用することがあります。

しっかり噛んでも隙間ができる(開咬)不正咬合の種類
奥歯は噛んでいるのに、上下の前歯が開いたまま咬み合わせることができない状態です。指しゃぶりや口呼吸、舌で歯を押す癖などが原因と言われています。息が漏れるので発音が悪く、また物を食べるときに前歯でうまく咬み切れないなどの影響が出ます。

軽度であれば矯正装置で上下の歯を咬み合わせることができますが、重度の場合は外科手術(保険適応)を伴います。

すきっ歯(空隙歯列)不正咬合の種類
歯と歯の間にすき間がある状態です。審美性が悪く、食べ物が挟まりやすくなります。あごに対して歯が小さすぎたり、歯が欠損していたりすることが原因ですが、舌で前歯を押す癖で生じるケースもあります。人工歯で隙間を埋める治療もありますが、軽度であれば簡単な矯正治療で改善できます。

咬み合わせが深すぎる(過蓋咬合・ディープバイト)不正咬合の種類
咬み合わせが著しく深い状態で、上下の歯を咬み合わせたときに上の前歯が下の歯を覆い、まったく見えないようなケースです。放置すると顎関節症になったり、かぶせ物が外れやすくなる場合もあります。

口元が出ている(上下顎前突)
上あごと下あごのどちらも前歯が出ていて、口元全体がもこっと前に突出しているように見える状態です。遺伝や口呼吸、お口周りの筋肉の機能が弱いことなどが原因で、あごの骨の奥行きが大きくなっています。唇が閉じられずに開いてしまうことが多く、ドライマウスとなって唾液の分泌量が低下し、虫歯や口臭発生の原因にもなります。

歯が咬み合わない(切端咬合)
上の歯が下の歯を覆わずに、犬歯より前側にある上下の切歯(中切歯や側切歯)の先端同士がぶつかるように咬み合っている状態です。下の歯が正常の位置よりも前に出ている受け口傾向の咬み合わせなので、上下の前歯の先にかかる負担が大きく、前歯の先が摩耗したり欠けたりするリスクが高まります。乳歯の場合はあごの発育にも悪影響を及ぼします。

歯が外に生えてこない(埋伏歯)
歯が生えてくる時期が過ぎても、歯(歯冠)の全部または一部が歯ぐきの下やあごの骨の中に埋まっている状態です。親知らずが代表的ですが、犬歯や第二小臼歯、上あごの中切歯にも多く見られ、数本が埋伏している場合は全身疾患との関連がある場合もあります。

乳歯が早期に脱落したり歯が抜けずに残ったり、あごの骨の不十分な発育などにより、永久歯の生える場所が不足することで生じます。埋まっている歯がすでに生えている歯の根とぶつかって根を溶かしたり、あるべき場所に歯がないことで隣の歯が倒れ込んで咬み合わせが崩れたりする可能性があります。治療では、埋伏歯の歯冠の一部を露出させ、口腔内に牽引誘導し、正しい位置に導きます。

歯が生えてこない(先天性欠損歯)※健康保険適用は6歯以上欠損の場合
生えるべき歯が生えてこない状態で、親知らず・犬歯・第二小臼歯・側切歯などによく見られます。食生活の変化による退化、遺伝や妊娠中の栄養欠如、全身疾患、薬物の副作用などが原因として考えられています。

放置して歯がないままの状態が長く続くと、両隣の歯が欠損部分に向かって倒れてきたり、咬み合う歯が伸びて咬み合わせを悪くし、歯並びが悪くなるほか、顔やあごが変形したり骨格が歪んでしまったりすることがあります。奥から歯をずらして欠損している部分のすき間を埋め、歯並びを整える治療を行います。

歯ぐきが目立って見える(ガミースマイル)
笑ったときや口を大きく開いたときに、歯ぐきが大きく目立ってしまう状態です。上あごの前歯が大きく前方に突出している場合や、過蓋咬合などと合わさっていることもあり、適切な歯列矯正で治療が可能です。歯科矯正用アンカースクリューと併用した治療となります。

矯正治療中は、徹底した虫歯予防を行います

矯正治療中の虫歯予防

限られた時間の中で確実に歯列矯正を進めるためには、治療中の虫歯予防がとても大切です。虫歯になると、虫歯治療のために矯正治療を一時中断することとなり、せっかく動いた歯がまた元の状態に戻ってしまい、それまでの治療が無駄になってしまいます。

そこで当院では、患者さん一人ひとりのお口の状態や生活習慣を考慮した上で、矯正治療中の虫歯予防のために、定期的な歯磨き指導やフッ素塗布、治療の度にクリーニングを行っています。矯正治療法や装置、お口の衛生状態やご希望に合わせて、通常のクリーニングや専門的なクリーニング(PMTC)などの中から最適なパーソナルプログラムをご提案しています。

歯肉炎の予防にも力を入れています
矯正治療中に歯磨きを怠ってしまった場合、お口の中の細菌により歯肉が腫れることがあります。当院では、患者さんがご家庭でも無理なく続けられるように、徹底した歯磨き指導を行い、歯肉炎の防止にも努めています。

歯科衛生士によるプロのクリーニング【PMTC】

PMTC矯正治療中は歯磨きがしにくくなるため、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目などにプラーク(歯垢)が溜まっていきます。プラークは、歯の表面に付着している時間が長くなると歯を溶かす酸の産生量が増え、細菌の毒性も強くなり、やがて虫歯や歯周病を引き起こします。こうした毎日の歯磨きでは取りきれないプラークを、専用の器具を使って落とす専門的な歯のクリーニングがPMTCです。

当院では、プラークがつきやすい患者さんにはPMTCを含むクリーニング法をご提案し、通院の際、毎回装置を外して歯のクリーニングを行っています。装置を外して再び装着するのは時間がかかりますが、こうした地道なお手入れが虫歯や歯周病を防ぎ、矯正治療をスムーズに進めていくために大切な作業なのです。

当院が扱う矯正装置

当院が扱う矯正装置

どの装置、どの治療法にも適応症例や条件がありますので、患者さん一人ひとりの症状や年齢、ご希望などにより、最適なものを共に考えてご提案いたします。

小児矯正で使う矯正装置

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)ムーシールド
乳歯列期の受け口(反対咬合)の治療に使われる、筋機能を正常化し、咬み合わせの乱れを整える装置です。就寝中にマウスピース型の矯正装置をくわえるだけという簡単な方法ですので、小さいお子さんにも負担が軽く、取り組みやすいところが特徴です。

フェイシャルマスク上顎前方牽引装置(フェイスマスク)
上あごの成長が悪いため受け口になっているケースに使用します。おでこと下あごの間についている金具に上あごを前方に引っ張るゴムを取りつけ、上あごを前方に成長誘導することで受け口を改善します。取り外しができ、小学校低学年の時期に就寝時か自宅内で使用します。

バイオネータ機能的矯正装置(バイオネータ)
ワイヤーとプラスチックでできている装置で、下あごが後退していることが原因で咬み合わせが悪くなっている場合の治療に使用します。歯列そのものに大きな乱れがなく出っ歯になっているといったケースに適しています。自宅にいる間など1日10時間程度装着し、食事のときは外します。成長期に筋肉の動きを利用して矯正するため、8~13歳頃にしか適用できません。

床矯正装置(拡大プレート)床矯正装置
お口の裏側や粘膜部につけるプラスチック製の床部分(レジン床)と、表側の歯を抑える金属線で作られた入れ歯のような形の装置です。レジン床にバネやネジを埋め込むことで歯を移動します。乳歯、あるいは乳歯と永久歯の混ざった混合歯列期の不正咬合の処置によく用いられます。永久歯列では補助的補正として、また後戻りを防ぐ装置として用いられています。

歯列矯正用咬合誘導装置(T4K) T4K
間違った舌の位置や口呼吸、異常な飲み込みや舌の突き出しのような悪習癖を改善し、正しい顔の発育や正常な歯列の発達を促す装置です。永久歯に生え変わる時期、混合歯列期に装着します。

チンキャップ顎外固定式装置(チンキャップ)
ゴムの力を用いて、下あごが前方へ成長するのを抑える装置です。頭にはキャップと呼ばれる帽子をかぶり、下あごにはあご当てをつけ、それを大きな輪ゴムで引っ張ります。頭につける装置ですので、寝ているときや勉強しているときなど自宅内で使います。

上顎拡大装置(クワドヘリックス)クワドヘリックス
歯がきれいに生え揃うスペースが十分にない場合に、上顎骨の幅を拡げる目的で用いる装置です。W字型をしたワイヤーを左右の奥歯にひっかけて、歯の裏側から歯列の内側に固定します。身長の伸びのよい時期に装着すると効果がありますが、あごの成長が終わってしまってからではあまり効果が望めません。

急速拡大装置急速拡大装置
エクスパンションスクリューと呼ばれるネジを、奥歯につけたバンドにつなげて上あごの真ん中に固定し、このネジを回転させることによって少しずつネジを横に拡げ、あごを拡大する装置です。

成人矯正で使う矯正装置

マルチブラケット装置(クリアブラケット)クリアブラケット
矯正治療の中で最も一般的な方法は、ブラケットという装置を動かしたい歯の表面に装着し、そこにワイヤーを通して歯列を整える方法です。従来は金属製で装置が目立ってしまうことが悩みでした。そこで、開発されたのが透明感のある素材のクリアブラケットです。当院では数あるクリアブラケットの中でも、最も目立ちにくいものを選別し、導入しています。

歯の色調と調和するため、ブラケット装置そのものが目立たず、歯の移動に伴う痛みを軽減し、スムーズに歯が移動する特徴もあります。国内で開発されたため、欧米人に比べて歯やあごの小さい日本人にフィットし、無理なく歯列矯正を進めることができます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)インビザライン
比較的軽い不正咬合に適する、透明なマウスピース型の目立ちにくい矯正装置です。検査時に採取した資料から治療計画を作成し、3次元コンピュータ画像技術によるシミュレーションに基づき、患者さん一人ひとりにカスタマイズされたマウスピースを製作します。このアライナーを約2週間ごとに次々と交換していくことで、歯を徐々に移動させていきます。食事や歯磨きの際には取り外すことができます。


マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)へ

歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)インプラント矯正
通常のインプラント治療と同じように、あごの骨に小さなネジやプレートを埋入する治療法です。このネジやプレートを、歯を引っ張るための支柱として用いることで、歯をスムーズに、正確に動かすことができます。難しい症例でも短期間で効果的に歯を動かせる矯正方法として注目されており、患者さんへの負担も少ないので、当院では積極的にお勧めしています。

<歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正のメリット>
・治療期間が短縮できる
・矯正装置がシンプル
・複雑な症例の矯正治療が成功しやすい

多様な矯正治療を確実に提供するための機器や設備を整えています

充実の治療設備

骨や歯だけでなく、顎関節撮影もできるデジタルレントゲンを導入しています。歯科用セファロやパノラマレントゲンに加え、細かい部分や顎関節の撮影も可能ですので、難症例の矯正治療への対応もできます。

また、虫歯などでより正確な診断が必要とされるケースには、デンタルレントゲンを撮影し、速やかに診断できます。クリーニングの際は、超音波スケーラーで患者さんの痛みや負担を軽減して歯石を除去します。

ミニスターS当院は顎口腔機能診断施設ですので、顎口腔機能診断に必要な筋電図計、顎運動計なども整備しています。顎関節症治療に使用するスプリントを製作する機器も導入し、速やかな対応ができるように配慮しています。

急な装置の破損にも迅速に対応
ドイツ・ショイデンタル社製のカスタムトレー製作機「ミニスターS」を導入しています。矯正装置が破損した場合の応急処置や、スポーツ用マウスガード、リテーナーなどを作ることができます。

安心・安全な治療のために、感染対策も徹底

安全で質の高い治療を提供するために、万全の滅菌対策や感染対策に取り組んでいます。治療器具など患者さんに触れるものは、患者さんごとに滅菌器と紫外線照射で完全滅菌しています。感染対策にも配慮し、使い捨てができるうがい用のコップやエプロンを使用しています。

感染対策感染対策

矯正治療を熟知しているスタッフが共にゴールを目指します

快適な治療を提供するため、治療はすべて予約制で行っています。次回の治療内容と予定所要時間をお話ししますので、ご都合のよい日時をご予約してお帰りください。キャンセルや遅刻のご連絡は早めにお願いします。

STEP1:初診相談(約40分間)治療の流れ
口腔内写真やお顔の写真、レントゲン写真と初診問診票をもとに、矯正治療の流れや現在の状況をわかりやすい言葉で説明します。一般的な装置の説明や流れだけでなく、考えられる治療法やおおまかな治療計画、予算などをお話しし、納得いただいてから精密検査に進みます。

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STEP2:精密検査(60~90分...混合歯列の方は60分)治療の流れ
規格写真・規格レントゲンの撮影、歯型の採得を行います。口の開閉運動機能検査も行います。また、必要に応じてあごを動かす筋肉の測定を行う場合もございます。

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STEP3:診断(30~40分)治療の流れ
体の発育状況や検査資料を元に診断し、事前にお伺いしたご希望を加味して最も望ましい治療計画を立ててご提案します。開始時期、治療期間、費用などについても詳しくご説明します。治療費総額、治療法、治療期間を確認・同意していただいてから治療に進みます。

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STEP4:動的治療(治療内容により30~90分)治療の流れ
3~4週間に一度通院していただき、その日の内容を説明しながら治療を行います。同時に、歯科衛生士による口腔内清掃と治療内容に合わせた口腔衛生指導を行い、健康で美しい歯並びと正しい咬み合わせを維持するためのテクニックやお口の清潔な感覚を身につけていただきます。

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STEP5:装置撤去
歯を動かす治療が終わり、健康な歯並びと咬み合わせが得られれば、装置を撤去して終了時検査を行います。

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STEP6:保定期間治療の流れ
矯正治療終了後も安定した咬合が続くように保定を行います。約2年の保定治療期間となり、数か月に一度通院していただきます。所要時間は検診内容により異なります。

笑顔に自信を持ち、人生を充実させるのが成人矯正

成人矯正

大人になってからでも矯正治療はできます。ご本人が自ら「歯並びを治したい」と望まれているわけですから、治療に対する理解やモチベーションも高く、治療のゴールに確実にたどり着くことがメリットです。

当院では、多忙な成人の方でも社会生活を送りながら快適に矯正治療を受け、満足できる結果を得ていただきたいと考えています。そのため、目立ちにくい矯正装置や、仕事・学校生活に支障をきたさない負担の少ない矯正方法など、さまざまな方法をご提案しています。あきらめずに、きれいな歯並びと素敵な笑顔を手に入れてください。

歯並びを整えることは、虫歯や歯周病の予防にもなります
不正咬合の場合、歯並びが悪い部分に汚れが溜まりやすく虫歯になったり、歯に無理な力がかかって歯を失う原因となったりすることがあります。また、顎関節症の原因になることもあります。矯正治療は、大切な歯を生涯にわたって守るための予防でもあるのです。

自然で美しい笑顔を目指して審美的な観点も大切にした治療

成人矯正当院の矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、お口の中のバランスをトータルに考えます。そのため、お口を開けたときや笑ったときに自然に見えるよう、歯肉(歯ぐき)のラインや歯の見え方のバランスといった審美的な観点も加えて治療を計画します。

成人矯正の場合は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)などの目立ちにくい矯正装置や目立ちにくいブラケットの装置を使用するなど、営業職や接客業など人前で話すことの多い方にも安心して治療を受けていただけます。

<成人矯正のメリット>
・本人の治療に対する意欲と協力度が高いので円滑に治療を進められる
・小児矯正より治療期間が短い

<成人矯正のデメリット>
・歯の動きが子どもより遅いことがある
・歯を動かすために抜歯をすることもある
・治療が複雑にあることがある

気になるところだけを治す部分矯正

部分矯正1本だけ飛び出ている歯や八重歯、すき間が空いている前歯、傾いている歯をまっすぐに修正する場合などには、1本~数本に限定して矯正治療を行う部分矯正をお勧めしています。

通常の矯正は多数の歯を動かすため、治療に2~3年程度の歳月が必要ですが、部分矯正は、補綴処置を組み合わせれば半年程度で症状を改善できます。全体的に行うよりも短い期間で、かつ費用も安価で済むため、最近は手軽に治療を受けられる方が増えています。治療期間を短くしたいというケースに部分矯正で対応することもあります。
 

矯正治療を始めるタイミング【大学生】

矯正治療を始めるタイミングさまざまな人との出会いを大切に、将来の夢の実現に向かって着実に歩みを進めたい大学生時代。歯並びや歯の色など口元に悩みがあると、人前で話したり笑ったりするのがおっくうになり、消極的になりがちです。健康的な美しい口元で、あなたの魅力をいっそうアピールできるようにしていきたいものです。

国際社会を目指すなら、留学や就活の前に治療を
欧米ではきれいな歯並びは常識。欧米の影響を強く受けるアジア各国でも、歯並びに対する意識は高まってきています。留学はもちろん、グローバルな企業で活躍するために矯正治療を受ける方も増えています。

そして、何より歯並びや口元にコンプレックスがあると自信が持てず、面接や自己紹介のときにも気後れしがちです。自分の魅力や能力をしっかりアピールするためにも、口元のコンプレックスは解消しておきましょう。

大学生になったら早めに治療開始を
比較的自由な時間が多い大学生ですが、就職活動や卒業準備が始まると多忙となるので、時間の作りやすい1~2年生のうちに矯正治療を開始することをお勧めします。

また、この頃は親知らずが生えてくる時期です。当院では埋伏している親知らずを牽引する矯正治療にも対応していますので、気になることがあればご相談ください。虫歯の治療で詰めたり被せたりした歯がある場合なども、適切な処置を施した上で矯正治療を行うことができますので、ぜひご相談ください。
 

矯正治療を始めるタイミング【成人男性】

矯正治療を始めるタイミングビジネスや社会の国際化が進み、国内でも外国人とのコミュニケーションが当たり前の時代となってきました。そうした中で、きれいな歯並びや整った口元は、その人の印象の大きな決め手となってきています。

第一線で活躍するビジネスマンの間では、商談やプレゼンテーションなどに自信を持って臨むため、歯並びを整えることは常識となりつつあります。また、歯並びを整えておくとお手入れがしやすくなります。そのため特定の歯に負担がかかることもなく、虫歯や歯周病、口臭の予防ができ、将来的にインプラントや入れ歯になるリスクが低くなります。

結婚する前に矯正治療を
男性でも女性でもご家庭をもつと家計や子育てのためにご自分のことを後回しにされる方が多くなります。

しかし一般のご家庭では、お子さんの矯正治療と並行してお父さんが治療を受けられることはほとんどありません。男性の場合、家庭を持つと家計や子育てを支えるため、自分のことを後回しにされる方が多いのです。

矯正治療は見た目だけをきれいにするものではありません。不正咬合を確実に治すことによってしっかり咬めるようになり、顎関節やお口周りの筋肉の機能も高まって健康になり、口元のコンプレックスも解消されて仕事にもプライベートにも積極的になれるはずです。独身時代、時間や家計にゆとりのあるうちに矯正治療を受けることをお勧めします。
 

矯正治療を始めるタイミング【成人女性】

矯正治療を始めるタイミング恋愛、結婚、仕事、遊びなどのさまざまな場面で、笑顔や人前での話し方など、口元の美しさが注目されます。いざというときに悩んだり困ったりすることのないように、早めに矯正治療を受けて、備えておきたいものです。

成人式や結婚式など、人生における特別な日に矯正装置が見えることが気になる場合には、装置を外したり、目立ちにくい透明のマウスピースやクリアブラケットなどにすることができます。当院では、治療の途中からでも装置の変更が可能です。口元に自信を持って、人生の節目に臨んでください。

矯正は長い期間にわたる治療ですので、女性の場合、妊娠出産などの際には、ホルモンバランスの変化やライフバランスの変化によりお口の中は歯周病や虫歯になりやすくなります。妊婦さんの場合、安定期になるまではレントゲン写真を撮ることは避けますが、矯正治療そのものには問題ありませんのでご安心ください。

歯並びだけでなく、顔立ちの美しさも考えた治療を行います
美しい口元とは、歯並びがきれいなだけでなく、口元全体が上品に整っていること。欧米では、横顔の鼻、唇、あごの高さを結んだEライン(エステティックライン)に唇の高さが収まることが美人の条件とされ、矯正治療にも活用されています。

当院では、Eラインや、お口を開けたときの歯ぐきや歯の見え方にも留意し、自然な美しさに指針を置いて、バランスよく整った顔立ちを目指して治療を行います。

エイジングケアにもなる40代からの矯正治療
子どもの頃に治療を受けるチャンスがなかったりタイミングを逃したりした方が、40代以降に矯正治療を受けることが増えています。口元は最も年齢を感じさせる部位でもあるため、エイジングケアとして、子育てや介護が終わった自分へのご褒美として考える方も少なくありません。

歯や歯ぐきの状態が健康であれば、矯正治療は年齢と関係なく行うことができます。虫歯や歯周病などがある場合も治療後に矯正ができますので、一度ご相談ください。

骨や筋肉、習慣など将来に向けての土台を作る小児矯正

小児矯正

歯並びが整っていない不正咬合は、見た目が悪いだけでなく、うまく咬めないため上手に物を食べることができなかったり、しゃべりにくく発音が悪くなったり、舌足らずなしゃべり方になるなど、子どもの成長にさまざまな悪影響を与えます。

一番の問題は、歯並びが悪いことやお友達と違うことがコンプレックスとなり、人前で笑ったり話したりすることに消極的な性格になることです。お子さんの学校生活やお友達関係をより充実させるために、将来を考えた矯正治療が必要です。

<不正咬合が影響するトラブル>
滑舌が悪い/舌足らずなしゃべり方/吃音

将来を考えながら負担が少ない矯正を行います小児矯正
まず骨格の検査を行ってご両親のお顔立ちを確認し、お子さんの年齢や成長、性格、ライフスタイルなどを検討します。また、お手入れの難しさや治療への協力具合を勘案して治療計画を立てます。将来非抜歯で矯正できるように、骨格の成長発育を促し、お子さんの負担をできるだけ軽く、最も効果が出る装置をご提案します。

スムーズに第II期治療に移行できる配慮をしています
矯正治療中は定期的な診療を行い、効果的で継続できる歯磨き指導を行います。また、成長や矯正の進行度をきめ細かくチェックして、将来の治療へスムーズに移行できるように配慮しています。お子さんの体調や生活スタイルの変化にも柔軟に対応して、矯正治療がよい形で継続できるように心がけています。

歯並びに影響する口呼吸などのクセを直します

口呼吸などのクセ指しゃぶり、頬づえ、爪咬み、唇を咬む、口呼吸などの習癖があると、一定方向に力がかかってあごやお顔の成長に悪影響が出て、お口の中が正しく成長しません。

特に問題となるのが口呼吸です。歯は、舌と頬の間の位置に並びます。口呼吸でよく口を開けている子は舌で前歯を押していたり、舌を前歯の間に挟んでいたりすることが多いです。これらの習慣は、出っ歯や受け口、開咬(前歯が合わせられず、前歯で物が噛み切れない咬み合わせ)などの原因となります。

当院では、筋機能の正常な発育を促すために、お口周りの筋肉や舌のトレーニングといった筋機能療法も行い、悪いクセや習慣も改善しながら矯正治療を進めます。

●歯並びや話し方に影響を与える悪習癖(悪いクセや姿勢、習慣)
口呼吸/頬づえをつく/爪咬み/指しゃぶり/うつぶせ寝

小児矯正のプロセス

2~7歳
乳歯の歯並びや咬み合わせを診察し、歯の成長発育に問題をきたしそうな場合、あとから生えてくる永久歯に悪影響を及ぼしそうな場合、治療しておけば永久歯の矯正治療の必要がなくなる可能性が高い場合などは、予防的な矯正治療をお勧めしています。

7~11歳 第I期治療
乳歯から永久歯への生え変わりやあごの成長の様子を観察しながら、部分矯正や成長促進、あるいは抑制を行います。小学校高学年で一旦終了します。

12~15歳 第II期治療+保定
永久歯の本格矯正治療を行います。成長期を利用した治療を行う場合は、女の子は13歳、男の子は15歳くらいまでに実施します。治療終了後はリテーナーを用いた保定を行います。

16~18歳
必要に応じて、親知らずの抜歯や成長後の治療の後戻りがないかなどを経過観察します。この時期から治療を開始する場合は、大人の矯正治療とほぼ同じ扱いとなります。治療終了後は保定を行います。
 

矯正治療を始めるタイミング【小学生以下】

矯正治療を始めるタイミング生後半年ぐらいから成長に伴って乳歯が生え、やがて永久歯に生え変わり、歯並びの問題がだんだん明らかになってきます。問題が出てきた場合、早期にあごの成長を促すような矯正をしておいた方がよいか、しばらく成長を見守るか、専門家である矯正歯科医のチェックが必要です。

親御さんや上のご兄弟の歯並びが悪くて心配な場合などは、早めに診察を受けることをお勧めします。子どもの成長は早いですから、様子を見守る場合も1年に2~3回のチェックが必要です。

乳歯を大切にすることが、永久歯の歯並びにつながります
乳歯の虫歯にも注意が必要です。歯と歯の間が虫歯になると、乳歯の間が狭くなったり、永久歯の生え方に悪影響を及ぼします。将来のあごの形や歯並びは、この段階で乳歯を大切にするかどうかで決まるのです。また、口呼吸や指しゃぶり、爪咬みや舌を出すクセも歯並びに悪影響を与えますから、気になるクセや習慣は早めに治しておきましょう。

乳歯のときから準備的な治療を行うこともあります
乳歯の歯並びや咬み合わせを診断する中で、将来生えてくる永久歯の問題もわかることがあります。あごの形や歯の生え方をチェックして問題が早期発見できれば、簡単な矯正治療(歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド))などで歯並びを整えることができます。

この時期から矯正をスタートすると、成長してからの矯正治療よりも簡単に歯並びを整えられる可能性が高くなります。さらに乳歯の歯並びから、近い将来生えてくる永久歯の歯並びも予想できるので、あごを拡げるなど、この時期ならではの矯正治療が行えます。
 

矯正治療を始めるタイミング【小学生】

矯正治療を始めるタイミング永久歯が生えてくると、受け口や出っ歯などの咬み合わせの異常がはっきりとわかるようになってきます。この時期以降に、咬み合わせが自然に治ることはほとんどありません。またこの時期には、これから生えてくる永久歯の大きさが予測できるので、歯並びの問題がどれくらい起こるかが明確にわかります。

そこで、前歯が永久歯に生え変わる7~9歳頃から、今後生えてくる永久歯がなるべくよい状態で生えるようにするための矯正治療を行います。たとえば、あごを拡げる治療や奥歯を後ろに動かす矯正で、全体が収まりやすい環境をつくります。通常2年くらい治療を行い、その後は永久歯が生え揃うまで経過観察を行います。

この第I期治療を行うことによって永久歯の歯並びが改善され、第II期治療の負担が減ります。軽度の不正咬合の場合、第II期治療が不要となる場合もあります。歯の生え変わりの時期は個人差が大きく、治療開始時期は症状によっても異なります。お子さんの咬み合わせや歯並びの悪さが気になったら、ぜひご相談ください。

永久歯の生え方にも注意が必要です
乳歯のときは問題がなかったのに、生え変わりが始まり、永久歯の生え方が悪いことや指しゃぶり・舌のクセがきっかけで受け口や出っ歯、開咬などになってしまうことがあります。これらの悪い影響が骨格全体の問題となってしまうこともあります。

また、乳歯が抜けていないのに乳歯の下から永久歯が生えてくることがあります。永久歯がきちんと生えるように、早めの発見が必要です。定期的にチェックを受けていれば、早めに適切な治療や処置が受けられます。かかりつけの歯科医師や矯正歯科医師と相談しながら、生え変わりの時期を見守ることが重要です。
 

矯正治療を始めるタイミング【中学生・高校生】

矯正治療を始めるタイミングすべての歯がほぼ永久歯に生え変わったら、生え揃った永久歯をきれいに整え、しっかり咬めてきちんと発音できるようにする第II期の矯正治療を行います。通常2年くらい治療を行い、そのあとはきれいな状態をキープするために保定を行います。

自分の外見などが気になり、ちょっとしたことでも悩みやすい思春期。歯並びが悪かったり、咬み合わせなどが悪くて発音に問題があったりすると、大きなコンプレックスとなりがちです。早めに歯並びや口元のコンプレックスをなくして、勉強にスポーツに積極的に頑張れるようにしたいものです。

難しい年頃を親子で乗り越えましょう
一方で、親や大人に反抗する思春期に入り、矯正治療を嫌がるケースも出てきます。できれば、思春期になる前に矯正治療を開始することをお勧めします。思春期後は、本人が歯並びを治したいと自主的に思う気持ちになるまで、親子でよく話し合ってから矯正治療を始める方がよいでしょう。

親知らずのチェックが必要な高校生
高校生になると、治療の方法も目的も自分で考えられるようになり、比較的スムーズに治療が進みます。周りに矯正治療中や治療を経験した同級生なども多く見受けられるようになり、心強いでしょう。

あごの成長はほぼ終わっていますが、この頃から親知らずが生える場合があります。せっかくきれいに治した歯並びが親知らずのせいで崩れることもあるので、親知らずがどのように生えてくるかのチェックが必要です。

受験や部活動にも配慮します
中学生・高校生は、部活や受験など生活にも変化が多く、忙しい時期です。当院では、受験の時期を考慮して治療を進め、テストや部活動などにも配慮して診療を行います。

また、矯正装置をつけたままでもスポーツはできますが、口元に相手の手や足があたることがある格闘技や球技などは注意が必要です。装置をガードする歯科用マウスピースを使って対応することができます。吹奏楽の場合、トランペットのように唇にマウスピースを押しつけるタイプの楽器は、歯の表側に矯正装置がついていると唇があたって痛むことがありますので、治療前にご相談ください。

痛みを軽減するための工夫で「矯正は痛い」というイメージを変えます

痛みの少ない治療

矯正の痛みには「粘膜に装置があたる痛み」と「歯が動く痛み」があります。当院では、装置があたる痛みをなくすように十分注意すると共に、歯が動く痛みにもきめ細かな対応をしています。

奥歯から部分的に矯正治療を進めていくことで患者さんの負担を減らし、また温度によって伸び縮みする形状記憶ワイヤーを使用することで痛みを軽減しています。痛みが出ることが予想できる場合はあらかじめ痛み止めを飲んでいただき、気になるときはいつでも来院できます。治療を続けるうちに、その方の痛みに対する感受性がわかってきますので、個人に合わせて調節を行います。

治療技術や矯正装置の進歩により、最近では装着した際の痛みや違和感が軽減された矯正治療が可能となっています。「矯正は痛いもの」というイメージにとらわれず、気になることがあれば、ぜひご相談ください。

歯が動く痛みは次第に慣れていきます

歯が動く痛み装置を初めてつけたり力を調整したりしたときには、多少歯が浮くような感覚があります。個人差がありますが、ほとんど数日間で治まります。この痛みは歯がしっかり動いている証拠でもありますから、矯正治療に慣れ、歯が動いて歯並びが整ってきたことが実感できます。

矯正を専門とする歯科医師が治療を行います

矯正を専門とする歯科医師
当院の院長は、矯正を専門とする歯科医師です。矯正治療はは治療期間が長くなります。お子さまの矯正の場合は、成長に合わせた診査診断、そして最適な治療が求められます。
そのため矯正治療には、より専門的な知識と高度な技術が求められます。当院の院長は、数多くの歯並び・噛み合わせで悩む方の治療に対応してきました。
また、常に新しい技術の修得に励み、より確実で安全な治療を提供できるように努めています。
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歯並びや噛み合わせは一人ひとり異なりますが、どのような方にも適切な矯正治療をご提案できますので、矯正治療をお考えの方は安心していらしてください。

豊富な経験に基づく確かな技術力で最善の治療をご提供します

矯正を専門とする歯科医院近年、歯科医療技術の進歩に伴い、一般歯科医師が矯正治療を手がけることも増えてきました。当院には、専門的ではない矯正治療を受けたためにきれいな歯並びが得られなかった、あごなどの発育促進がうまくいかなかった、といった患者さんが多く相談に来られます。

矯正治療は歯科医療の中でも特殊な分野ですから、やはり専門的な知識と治療技術が求められます。安心して効果的な矯正治療を受けていただくためには、やはり矯正を専門とする歯科医院を選んでいただきたいと考えています。

矯正治療の保険適用について

指定自立支援医療機関(育成・更生医療指定機関)/ 顎ロ腔機能診断施設
一般的な矯正治療は、自費診療となりますが、顎変形症(※)や、口唇裂・口蓋裂など国が認めた特定の先天性疾患に限り、保険診療で矯正治療を行なうことができます。
秋山矯正歯科は施設基準などの一定の条件を満たし、厚生労働省から認定を受けている指定自立支援医療機関(育成・更生医療指定機関)および顎口腔機能診断施設なので、該当疾患に限り矯正治療に保険を適用することができます。
詳しくは当医院にお問い合わせください。

※頭の骨に著しいずれや非対称が見られ、過度の出っ歯や受け口などになっている症状です。顔貌や噛み合わせに異常をきたしているため、骨の手術をともなう矯正治療が必要となります。

患者さんが安心して通えるようにアットホームな雰囲気を大切にしています

コミュニケーション

成人矯正でも数年、小児歯科では十数年にわたるお付き合いとなるのが矯正歯科治療です。患者さんとよりよい信頼関係を築き、患者さんの不安が安心に、疑問が納得へと変わるよう、コミュニケーションに特に力を入れているのが当院の特徴です。

疑問や不安、ご要望などを遠慮なく話せるように、専用のカウンセリングルームを設けています。診療ユニットでもプライバシーを守りながらお話ができるよう半個室タイプにするなど、コミュニケーションを取りやすい環境づくりにも力を入れています。また、常にわかりやすい言葉でご説明することを心がけています。

トリートメントコーディネーターがサポート
矯正歯科医師だけでなく、豊富な矯正治療を経験しているベテランの歯科衛生士やトリートメントコーディネーターが患者さんとのコミュニケーションづくりに尽力しています。

受験、就職、結婚、出産、家族の介護など、社会生活にはさまざまな出来事があるもの。忙しいとき、つらいとき、矯正治療がイヤになったときにも治療が滞ることのないよう、きめ細かな声かけやご提案を行っています。

信頼関係を築き、患者さんに寄り添いながら成長や変化を見守ります

ミュニケーションを重視お子さんの場合、反抗期や思春期の難しい年頃の矯正治療となるため、保護者の方と共に見守ることとなります。時には、親御さんに言いにくい悩みや気持ちを当院で話してくれることもあります。

矯正治療は、ご兄弟や親子で治療を受けられるケースも少なくなく、ご家族で来院されることも多いものです。当院は、アットホームな医院です。院長の家族には小児科医、麻酔医もおり、医科との情報交換や意見交換も頻繁に行っています。これらを活用したチームワークで、よりよい治療をご提供したいと考えています。

矯正経験者の女性ドクターがきめ細やかな診療を行います

女性ドクター

当院には、自ら矯正経験もある女性ドクターが在籍し、女性ならではの視点を生かした治療を行っています。美しい歯並びや顔立ちを実現するために最新の治療を積極的に取り入れ、健やかな笑顔を手に入れたいと願う患者さんに寄り添う姿勢で、多くの方に喜ばれています。

子どもの成長を見守る小児矯正
特に自ら矯正治療を受けた経験や美しい歯並びになったときの喜びを生かし、成長期の子どもの歯や骨格の成長を生かした小児矯正に力を入れています。矯正治療を受けるお子さん、子どもの将来を考える親御さんの気持ちも大切にしながら、効果的な治療が継続できるようにきめ細かく配慮しています。

女性ならではの視点で、美しい顔立ちを目指します

女性ドクター本当に美しくよい歯とは、色や形、歯並びがきれいというだけでなく、唇・口元・顔とのバランスがよく、笑ったときの歯の見え方が上品であることが必要です。しかし現代人はあごの骨が小さく、1本1本の歯がきれいに並んでいても、口元が膨らんで見えたり、咬み合わせが悪くなったりするケースが増えています。そのため、歯を美しく機能的な位置に配置する矯正治療が必要となってきます。

当院では歯の位置・形・色などが美しく、咬みやすく、そして外から見ても魅力的な口元を目指して、顎顔面の成長も含めて骨格や歯列をトータルに考えた治療を心がけています。女性ならではの視点で、歯や歯並びだけでなく、唇とのバランスや笑ったときの歯や歯ぐきの見え方も配慮し、美しく上品な口元、顔立ちまでを考えた治療をご提供しています。

安心して矯正できるように、目立ちにくい矯正装置を多く揃えています

目立ちにくい矯正装置

歯列矯正治療は広まってきましたが、やはり「矯正の器具が目立つのは気になる」「矯正していることをあまり知られたくない」と考える方は多いようです。お子さんの場合、装置が目立っていじめられたり、仲間外れになったりすることがないかと心配される親御さんも少なくありません。

しかし「矯正は目立つ」という時代は過去のものとなりました。最近は、透明のマウスピースを使った矯正(インビザライン)、透明なブラケットや白いワイヤーで目立ちにくいものなど、さまざまな装置が開発されています。接客業など、人前に出る職業の方も矯正治療を受けられています。

当院ではインビザラインのほか、金属色を感じさせない自然な色調の矯正装置やカラフルで楽しい矯正装置を揃え、更に舌側矯正(裏側矯正)にも対応しています。「目立ちにくい矯正治療を受けたい」という患者さんのご要望にお応えして、お口の状態やライフスタイルに合った治療方法をご提案していきます。

セラミックブラケット(InVu インビュー)

InVu(インビュー)『本当にきれいな装置で、楽しくポジティブに矯正治療をうけてほしい』という思いを込めて、ティーピー・オーソドンテックス・ジャパン(TPOJ)が開発した審美ブラケットです。

InVuの名称は、"Invisible"(見えないもの)と"View"(良い眺め)を掛け合わせた造語で、日本人の歯にマッチするブラケットの色合いは、「歯になじむ」「歯と同化する」「歯に溶けこむ」と、非常に高い支持を得ています。

実際歯につけてみると、本当に目立ちません。当院では白いワイヤーとの組み合わせで使用していますので、普通の生活の中での対人距離ではほとんど気づかれません。「歯に溶けこむ」矯正装置は口紅の発色も損なうことなく、女性の患者さんには特に喜ばれています。

InVu(インビュー) InVu(インビュー)

※「InVu」(インビュー)は薬機法(医薬品医療機器等法)において承認されている医療機器です。
販売名「TP MXi セラミックブラケット」、一般的名称「歯列矯正用アタッチメント」、医療機器クラス分類「クラスⅡ(管理医療機器)」、医療機器認証番号「21200BZY00352000」となっています。
詳細は、製造販売業者「有限会社ティーピー・オーソドンテックス・ジャパン」のホームページをご覧ください。


当院が取り扱う目立ちにくい矯正装置

マウスピース型矯正装置(インビザライン)インビザライン
比較的軽度な矯正に向く、透明のマウスピース(アライナー)を使った矯正治療です。ブラケットやワイヤーを使わないため、目立ちにくいメリットがあります。食事中などは装置を取り外すことができます。


マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)へ

マルチブラケット装置(クリアブラケット)クリアブラケット
透明感のある素材でできた矯正装置です。半透明なため、歯の色に調和し、装置そのものが目立ちにくいことが特徴です。

舌側矯正(裏側矯正)舌側矯正
矯正装置を歯の裏側に装着するため見た目が変わらず、矯正していることをほとんど気づかれない矯正治療です。ただし、表側に装置をつける場合と比べて治療期間が長くなったり、口腔内の違和感が強く、慣れるのに時間がかかったりするという面もあります。

ていねいなカウンセリングで最適な治療計画をご提案します

美しく健やかな歯並びや口元を目指す矯正歯科治療においては、一般的な歯科治療にも増して、患者さんにご理解・納得して治療を受けていただくインフォームド・コンセントが重要であると、私たちは考えています。

インフォームド・コンセント

矯正治療は長い時間をかけて行うものであり、患者さんご本人の協力が必要な治療です。しかもゴールにたどり着けば、患者さんの人生や未来を劇的に変えることもできる大きな意味を持つ治療です。

そのため、患者さんに配慮したていねいな説明を心がけ、必ず納得していただいた上で治療を開始します。治療がスタートしたあとも、その時々の治療状態や矯正の進行を逐次ご説明し、細かい不安や疑問にもお答えするようにしています。治療を始める前に治療費を明確にお示しいたします。(保定期間の費用はここに含まれず、別途お知らせいたします)

特に長いお付き合いとなる小児矯正においては、ご本人にも保護者の方にもしっかりと治療について理解し納得して治療を受けていただくことは、より重要であると考え、十分な時間をかけてカウンセリングを行っています。

きれいな歯並び、魅力的な笑顔というゴールを共に目指して

インフォームド・コンセント当院では、患者さんが望まれる理想の歯並びを目指し、できるだけ完璧な状態で治療を終了できるようにスタッフ全員で努力しています。

治療を受けた患者さんからは「毎回確実に進行していく治療結果を実感でき、安心して通院できた」との感想を多くいただいています。より多くの方が矯正治療によってきれいな歯並びを手に入れ、より充実した素晴らしい人生を送ってくださることを願い、最善の治療をご提供したいと考えています。

歯科衛生士 募集要項

募 集 正社員・パート
職 種 歯科衛生士
資 格 歯科衛生士
給 与 能力などにより優遇
勤務地 〒271-0091 千葉県松戸市本町1-1 松栄館ビル3F
JR常磐線、東京メトロ千代田線、新京成線 松戸駅より徒歩2分
診療時間 月・水 10:00~19:00
火・金 13:00~19:00
 土   8:00~18:00
休 日 木曜日・日曜日・祝日 夏季・冬季休暇あり
待 遇 詳細は面談の上
業務内容 歯科医院内での歯科衛生士業務
院内勉強会あり
応募方法 お問い合わせフォーム、または電話にてお問い合わせください。
電話:047-361-2660 総務 秋山年子

当院は患者さんが美しく健やかな歯並びを獲得し、きれいな口元・魅力的な笑顔というゴールに辿りつけるようお手伝いしています。

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カウンセリングをおこなっております