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奥歯(第一大臼歯)にセパレーターの装着|表側ブラケットで治療中のスタッフMのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科のMです。

前回のブログでは私が部分矯正を始めることにした理由や現在の歯並びの状態、治療方法についてお話ししました。

 

【前回の治療】気になるすきっ歯(正中離開)の矯正治療がスタート

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【目次】
・セパレーターとは?
・バンドとは?

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・セパレーターとは?


まずはじめの治療として、上の奥から二番目の歯(第一大臼歯)にバンドというものをつけるためセパレーターを入れました。

正中離開2-1.png

こちらの青いゴムがセパレーターというもので、歯と歯の間に一つずつ入れます。

そのまま1週間程すると、歯に隙間ができるので、次に入れるバンドが入りやすくなります!

セパレーターを装着するとこのような状態になります↓
正中離開2-2.png

セパレーターを入れた直後は多少の違和感のみで痛みなどは全然なかったのですが、
1日経つころには何もしていないときでもむずむずするような歯痒さを感じ始めました。

さらに時間が経つと、噛み合わせた時に奥歯が痛い!!!

硬いものは噛むことができないほどだったので柔らかいパンなどを食べていましたがそれでも痛みがあり、食事が苦痛でした...

でも痛いということは歯が動き隙間ができているということ。
1週間経つ頃には痛みにも慣れ、普通の食事も摂れるようになりました!


そして1週間後、セパレーターを外しバンドをつけていきます。


・バンドとは?

バンドとは、主に第一大臼歯(大人の場合は第二大臼歯にもつける)金属の輪っかです。

さまざまなサイズがあるので付ける歯に試適し、ぴったりのサイズを見つけていきます。

サイズが決まったらワイヤーを通すためのチューブという金具を溶接し、接着剤で固定します。

(歯に直接チューブをつける方法もありますが、着きにくかったり矯正力がかかると外れてしまう場合があります。)


バンドを接着剤でつけるとこのような状態になります↓
正中離開2-3.png
バンドを歯に合わせる時は器具をコンコンと弾いて押し込んだり器具をぎゅっと噛んでもらったりして入れていくのですが、セパレーターによって歯と歯の間に隙間ができていたため、バンドをつける最中に痛みはほとんど感じませんでした!

スタッフ間の練習の際、セパレーターなしでバンドを入れたこともあるのですがその時はとっても痛かったです...


バンドをつけたあとも、矯正力はまだかかっていないため歯に痛みは出ません。

ただ歯肉の近くまでバンドがくるので歯肉に違和感や痛みを感じることがあったり、頬っぺた側にチューブがあるので口を動かした時などにぼこっとしたものが擦れる違和感があります。
これらは慣れてくることが多いので心配いりません!

もしこの時点で口内炎ができてしまったり痛みが強い場合は、チューブの部分にワックスを張り付けてカバーすることもできます。


また、バンドの周り・チューブの周りは汚れが溜まりやすいため、よく磨く必要があります。

当院ではタフトブラシでのブラッシングをおすすめしていますので、わたしもタフトブラシを購入しました!
正中離開2-4.png

 

歯磨きのアイテムが増えることで煩わしさはありますが、矯正が終わった後に虫歯ができてしまっては大変なので皆さんもしっかり磨いていきましょう。

 

さて次はいよいよ歯にブラケットつけて、ワイヤーを通していきます!