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Eライン・横顔を考えた矯正治療

当院は、歯だけをきれいに並べる矯正治療ではなく、Eラインや横顔とのバランスを考えた矯正治療を行っております。治療計画の段階でCT・セファロ・iTeroといったデジタル機器を駆使し、緻密なシミュレーションを行うことでより美しい口元と顔貌になります。

Eラインとは

Eライン(エステティックライン)は、横顔の美しさを評価する際に用いられる基準のひとつです。鼻先と顎先(オトガイ部)を直線で結んだラインのことで、理想的なEラインとは、このラインに対して唇がわずかに触れるか、内側に収まる状態とされています。人差し指を鼻先と顎先に当てることで簡単にチェックできるため、気軽に確認できる方法として知られています。
ただし、Eラインはあくまで美の基準のひとつであり、必ずしも全員がこのラインに当てはまる必要はありません。

Eラインが気になっている方へ

美しさの基準は人によって異なります。特に、日本人の顔立ちは欧米人と比較して彫りが浅く、顎の骨格が小さいため、口元が前に出やすい傾向にあります。そのため、欧米基準のEラインがそのまま当てはまるとは限りません。しかし、歯並びや咬み合わせの乱れが原因でEラインが崩れている場合は、見た目だけでなく、口が閉じにくい、滑舌が悪いといった機能的な問題を引き起こすこともあります。
当院では、患者様の歯並びや口元のバランスを総合的に診断し、最適な治療方法をご提案いたします。最新のデジタル設備を活用し、シミュレーションを行うことで、治療前後の変化を可視化しながら、患者様にとって最適なアプローチを検討してまいります。

矯正治療をしてもEラインができないケース

歯列矯正を行っても、必ずしも理想的なEラインが形成されるとは限りません。その理由は、Eラインの形成には歯並び以外にも鼻の高さや骨格、皮膚や筋肉の厚みなど、多くの要素が関係しているからです。例えば、鼻が低い場合や顎が小さい場合は、矯正治療だけではEラインのバランスが整いにくいことがあります。また、骨格の問題で上下の顎が過度に前に突出している場合や下顎が引っ込んでいる場合は、矯正治療だけでなく外科手術を併用する必要があるケースもあります。矯正治療は歯並びの改善には効果的ですが、顔全体のバランスを考慮した上で、患者様の状態に応じたアプローチが必要です。

Eラインに影響を与える歯並び

出っ歯(上顎前突)

上顎の前歯が前方に突出している状態で、一般的に「出っ歯」と呼ばれます。この状態では、上唇が前に押し出されるため、横顔のEラインが乱れ、口元が目立つ印象になります。
また、口が閉じにくくなることが多く、無意識に口呼吸をする原因にもなります。矯正治療によって前歯を適切な位置に戻すことで、口元が引き締まり、Eラインが整いやすくなります。

受け口(下顎前突)

下顎の歯が上顎の歯よりも前に出ている状態で、「しゃくれ」とも呼ばれることがあります。この状態では、下唇が上唇よりも前方に突出し、横顔のEラインが直線にならず、不自然な印象を与えます。受け口が重度の場合、噛み合わせの不均衡が顎関節に負担をかけ、顎関節症を引き起こすこともあります。
矯正治療や場合によっては外科手術を併用することで、適切な噛み合わせとEラインを取り戻すことが可能です。

上下とも歯が出ている(上下顎前突)

上下の歯が共に前へ突出している状態で、最近では「口ゴボ」とも呼ばれることがあります。この状態では、口元全体が前に出ているため、横顔のラインが崩れ、Eラインが整いにくくなります。上下の前歯の位置を矯正することで、口元の突出を改善し、自然なEラインを形成することができます。ただし、顎の骨格的な要因が強い場合は、歯列矯正だけでは十分な改善が見込めず、外科的な処置を検討することもあります。

その他歯並びの種類はこちら

E-ラインを整えるための矯正治療の方法

マウスピース矯正(インビザライン)

透明なマウスピースを装着して歯を動かす矯正方法で、見た目が自然であることから人気があります。

マウスピース矯正(インビザライン)

ワイヤー矯正

歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす矯正方法で、最も歴史が長く、効果的な治療法の一つです。

表側矯正(ワイヤー矯正)

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矯正治療を検討している方は、当院へお気軽にお問い合わせください。