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2024年1月17日

アタッチメントの装着と使用上の注意点|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフAのブログ

こんにちは
松戸市 秋山矯正歯科のスタッフAです。

前回は、歯科矯正用アンカースクリューという小さなネジを打った話を書きました。
前回の記事はこちら

今回は、インビザラインのマウスピース矯正では必要不可欠な、アタッチメントをつけてもらった時のことについて詳しくお話したいと思います!


=====================

【目次】
1.アタッチメントって何?
2.アタッチメントを付ける当日の話
3.インビザラインで大事な3つのポイント

=====================



1.アタッチメントって何?

アタッチメントとは、歯につける突起のことです。
マウスピースが歯をがっちりとつかんで動かせるように、アタッチメントという突起を歯の表面に接着していきます。

歯には何もつかないのかと思ってた!とびっくりされる方もいらっしゃるのですが、マウスピースをはめるだけでは、歯をつかむ力が弱かったり、歯がマウスピースの中で回ってズレてしまったりするので、この突起は必要不可欠なものになっています。

上顎前突 4-1.png

治療計画で歯の表面についている、ピンク色の長方形のような突起がアタッチメントです。(上の画像)
実際のお口の中では、歯と同じ色のプラスチックのような素材でつけていきます。(下の画像)

上顎前突 4-2.png

この写真ではめいいっぱい唇を広げてよく見えるように撮っているので、目立っちゃうかなあと心配に感じるかもしれませんが、普段の生活ではほとんど目立ちません。
アタッチメントをどの歯に付けるかは、ドクターが治療計画を作製する際に決定します。

なので付く歯もあれば付かない歯もあります。



2.当日の流れ

計画表とテンプレートを照らし合わせながら正確に付けていきます。
施術に特に痛みはありません、全ての歯につけ終わるのに、大体1時間~くらいかかります。
上顎前突 4-3.png


全てアタッチメントが付いた状態がこちらです!
上の歯は、真ん中2つ以外にはアタッチメントがついています。
上顎前突 4-4.png

下の写真は、上からアライナーをはめた状態です。
歯についているアタッチメントと、アライナーの凹凸がきれいにフィットしています。
このデコボコが歯をつかんで動かしてくれます!
上顎前突 4-5.png

(真ん中から数えて3番目の歯についている丸い大きなものは、ミニモールドボタンと言って、ゴムをかけるための突起です。アタッチメントではありません)
(これはあくまで私の場合です。治療計画によっては上の前歯にアタッチメントを付ける方も、ゴムかけのボタンが付かない方ももちろんいらっしゃいます♪)



3.インビザラインで大事な3つのポイント


通院中の患者さんであれば、この日にアライナーを約2ヶ月分まとめてお渡します。
おうちでの2か月間は、以下の3つのポイントを守りながら過ごして頂きます。


①着用時間20時間、7日で交換

インビザラインでは毎日20時間以上の着用が必要です。
20時間×7日間使えたら、次の新しいマウスピースに交換することができます。

もしも20時間使えなかった!という場合は、歯が予定よりも動いてない可能性があります。
その場合、日数を何日か伸ばして十分な着用時間を確保して頂き、歯が十分動いてから次に進むよう意識してみてください。

私も休日はついつい外す時間が長くなりがちで、8日、9日と着用日数を伸ばして使うこともあります...
きちんと毎日20時間使うように気を付けないといけないですね!



②付け外しの際はアライナーチューイーを5分間噛む


上顎前突 4-6.png

アライナーと歯はピタッとフィットすればするほど、正確に動かすことができ、治療の完成度が上がります。
つまり、アライナーがはまっていても、歯にフィットしていない状態ではうまく動かすことができません。はまりが悪いと、場合によってはアライナーが作り直しになってしまうことがあります。

そんな状況を助けてくれる道具がチューイーです。
アライナーを手ではめた後、チューイーを口の中に入れ、5分間全ての歯でまんべんなく噛みます。

上顎前突 4-7.png
↑チューイーを噛んで、歯とアライナーが隙間なくピタッと密着した状態。
手ではめるだけでは、ここまで密着してくれません。
このフィットした状態で、一日20時間の着用を目指します。

正確な治療を行うにはチューイーが不可欠!付け外しするごとに5分間、きちんと噛むように意識しましょう!


③毎日フロスを通す

上顎前突 4-8.png
インビザラインでの矯正中は、アライナーが歯列全体を覆い、歯が密閉されているような状態になります。
この狭い隙間にもしお肉の繊維やクッキーの食べかすが挟まって密着していたら...
なんだか矯正前より虫歯になりやすそうですよね。


その為、当院では一日1回フロス(糸ようじ)を通すことをお願いしています。
ちょっと面倒かもしれませんが、ごっそり取れると気持ちいいですよ!
上顎前突 4-9.png
当院でも様々なお取り扱いがございます♪

以上の3つがお願いしたいお約束です。
歯医者さんに全てお任せ、ではなく、自分で頑張る・管理する点も多いインビザラインですが、
審美性・通院回数の減少・痛みの緩和など、それに勝るメリットもたくさんある素敵な装置です♪
私たちスタッフと、患者さんと、二人三脚で頑張っていきましょう!


私も毎日この3つの約束を守りながらインビザライン生活を過ごしました。
その結果、どのくらい歯が動いたのか。次回は、その後の経過についてお伝えできればと思います。

初診相談のご予約はこちら


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秋山矯正歯科
院長 秋山祐子

院長 秋山祐子

医院サイト
www.akiyama-kyouseishika.com

当院は、父が開院し、地域の皆さんに親しまれてきた矯正歯科医院です。私自身も生まれ育ったこの地で、患者さん個人の資質に基づいた根拠のある矯正治療を行いたいと考えています。

最新の研究成果や治療技術も積極的に取り入れ、患者さんに寄り添って信頼関係を育み、患者さんご自身の協力も得て、満足のいく完璧な状態で矯正治療を終えることを目指します。歯並びや口元のことでお悩みをお持ちの方が、矯正治療によって健やかで美しい笑顔となり、より素晴らしい充実した人生を手に入れられますように。心からお役に立ちたいと願っています。

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