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2024年1月17日

アタッチメントの装着と使用上の注意点|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフAのブログ

こんにちは
松戸市 秋山矯正歯科のスタッフAです。

前回は、歯科矯正用アンカースクリューという小さなネジを打った話を書きました。
前回の記事はこちら

今回は、インビザラインのマウスピース矯正では必要不可欠な、アタッチメントをつけてもらった時のことについて詳しくお話したいと思います!


=====================

【目次】
1.アタッチメントって何?
2.アタッチメントを付ける当日の話
3.インビザラインで大事な3つのポイント

=====================



1.アタッチメントって何?

アタッチメントとは、歯につける突起のことです。
マウスピースが歯をがっちりとつかんで動かせるように、アタッチメントという突起を歯の表面に接着していきます。

歯には何もつかないのかと思ってた!とびっくりされる方もいらっしゃるのですが、マウスピースをはめるだけでは、歯をつかむ力が弱かったり、歯がマウスピースの中で回ってズレてしまったりするので、この突起は必要不可欠なものになっています。

上顎前突 4-1.png

治療計画で歯の表面についている、ピンク色の長方形のような突起がアタッチメントです。(上の画像)
実際のお口の中では、歯と同じ色のプラスチックのような素材でつけていきます。(下の画像)

上顎前突 4-2.png

この写真ではめいいっぱい唇を広げてよく見えるように撮っているので、目立っちゃうかなあと心配に感じるかもしれませんが、普段の生活ではほとんど目立ちません。
アタッチメントをどの歯に付けるかは、ドクターが治療計画を作製する際に決定します。

なので付く歯もあれば付かない歯もあります。



2.当日の流れ

計画表とテンプレートを照らし合わせながら正確に付けていきます。
施術に特に痛みはありません、全ての歯につけ終わるのに、大体1時間~くらいかかります。
上顎前突 4-3.png


全てアタッチメントが付いた状態がこちらです!
上の歯は、真ん中2つ以外にはアタッチメントがついています。
上顎前突 4-4.png

下の写真は、上からアライナーをはめた状態です。
歯についているアタッチメントと、アライナーの凹凸がきれいにフィットしています。
このデコボコが歯をつかんで動かしてくれます!
上顎前突 4-5.png

(真ん中から数えて3番目の歯についている丸い大きなものは、ミニモールドボタンと言って、ゴムをかけるための突起です。アタッチメントではありません)
(これはあくまで私の場合です。治療計画によっては上の前歯にアタッチメントを付ける方も、ゴムかけのボタンが付かない方ももちろんいらっしゃいます♪)



3.インビザラインで大事な3つのポイント


通院中の患者さんであれば、この日にアライナーを約2ヶ月分まとめてお渡します。
おうちでの2か月間は、以下の3つのポイントを守りながら過ごして頂きます。


①着用時間20時間、7日で交換

インビザラインでは毎日20時間以上の着用が必要です。
20時間×7日間使えたら、次の新しいマウスピースに交換することができます。

もしも20時間使えなかった!という場合は、歯が予定よりも動いてない可能性があります。
その場合、日数を何日か伸ばして十分な着用時間を確保して頂き、歯が十分動いてから次に進むよう意識してみてください。

私も休日はついつい外す時間が長くなりがちで、8日、9日と着用日数を伸ばして使うこともあります...
きちんと毎日20時間使うように気を付けないといけないですね!



②付け外しの際はアライナーチューイーを5分間噛む


上顎前突 4-6.png

アライナーと歯はピタッとフィットすればするほど、正確に動かすことができ、治療の完成度が上がります。
つまり、アライナーがはまっていても、歯にフィットしていない状態ではうまく動かすことができません。はまりが悪いと、場合によってはアライナーが作り直しになってしまうことがあります。

そんな状況を助けてくれる道具がチューイーです。
アライナーを手ではめた後、チューイーを口の中に入れ、5分間全ての歯でまんべんなく噛みます。

上顎前突 4-7.png
↑チューイーを噛んで、歯とアライナーが隙間なくピタッと密着した状態。
手ではめるだけでは、ここまで密着してくれません。
このフィットした状態で、一日20時間の着用を目指します。

正確な治療を行うにはチューイーが不可欠!付け外しするごとに5分間、きちんと噛むように意識しましょう!


③毎日フロスを通す

上顎前突 4-8.png
インビザラインでの矯正中は、アライナーが歯列全体を覆い、歯が密閉されているような状態になります。
この狭い隙間にもしお肉の繊維やクッキーの食べかすが挟まって密着していたら...
なんだか矯正前より虫歯になりやすそうですよね。


その為、当院では一日1回フロス(糸ようじ)を通すことをお願いしています。
ちょっと面倒かもしれませんが、ごっそり取れると気持ちいいですよ!
上顎前突 4-9.png
当院でも様々なお取り扱いがございます♪

以上の3つがお願いしたいお約束です。
歯医者さんに全てお任せ、ではなく、自分で頑張る・管理する点も多いインビザラインですが、
審美性・通院回数の減少・痛みの緩和など、それに勝るメリットもたくさんある素敵な装置です♪
私たちスタッフと、患者さんと、二人三脚で頑張っていきましょう!


私も毎日この3つの約束を守りながらインビザライン生活を過ごしました。
その結果、どのくらい歯が動いたのか。次回は、その後の経過についてお伝えできればと思います。

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2023年8月23日

マウスピース矯正装置(インビザライン)10枚目経過報告|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフYのブログ

こんにちは。
秋山矯正歯科のスタッフYです。

今回は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正中の経過の報告です。
アライナーを10枚目まで交換していきました。

1週間に1枚交換なので、開始から約2か月半経過しました。
どのくらい歯が動いたのか見ていきましょう!


▶前回の記事
アタッチメントの装着とゴムかけ|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフYのブログ


=====================

【目次】
・アライナー10枚目の経過

=====================



■アライナー10枚目の経過


まずは全体の写真です。
かいこう3-1.png


特に変化があったのが・・・
かいこう3-2.png

下の歯の前歯の部分です。
始める前はかなり捻じれていましたが、少しずつですが捻じれが治ってきました!


もう1箇所大きく変化があったのが・・・
かいこう3-3.png


開咬(上下の歯が噛み合わない)も改善してきました。
ずっと前歯で食べ物が噛み切れませんでしたが、だんだん噛めるようになってきました(^^)

目に見えて動いているのが分かるとより一層やる気がでますよね!(^^)

ゴムかけはアライナー着用と同じ時間の1日20時間以上、チューイーを噛んでしっかりフィットさせることも治療成功のカギなので、矯正中のみなさんは一緒に頑張りましょう!


次回も引き続き、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正治療の経過をお知らせします。

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2023年7月31日

奥歯(第一大臼歯)にセパレーターの装着|表側ブラケットで治療中のスタッフMのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科のMです。

前回のブログでは私が部分矯正を始めることにした理由や現在の歯並びの状態、治療方法についてお話ししました。

【前回の治療】気になるすきっ歯(正中離開)の矯正治療がスタート

=====================

【目次】
・セパレーターとは?
・バンドとは?

=====================



・セパレーターとは?


まずはじめの治療として、上の奥から二番目の歯(第一大臼歯)にバンドというものをつけるためセパレーターを入れました。

正中離開2-1.png

こちらの青いゴムがセパレーターというもので、歯と歯の間に一つずつ入れます。

そのまま1週間程すると、歯に隙間ができるので、次に入れるバンドが入りやすくなります!

セパレーターを装着するとこのような状態になります↓
正中離開2-2.png

セパレーターを入れた直後は多少の違和感のみで痛みなどは全然なかったのですが、
1日経つころには何もしていないときでもむずむずするような歯痒さを感じ始めました。

さらに時間が経つと、噛み合わせた時に奥歯が痛い!!!

硬いものは噛むことができないほどだったので柔らかいパンなどを食べていましたがそれでも痛みがあり、食事が苦痛でした...

でも痛いということは歯が動き隙間ができているということ。
1週間経つ頃には痛みにも慣れ、普通の食事も摂れるようになりました!


そして1週間後、セパレーターを外しバンドをつけていきます。


・バンドとは?

バンドとは、主に第一大臼歯(大人の場合は第二大臼歯にもつける)金属の輪っかです。

さまざまなサイズがあるので付ける歯に試適し、ぴったりのサイズを見つけていきます。

サイズが決まったらワイヤーを通すためのチューブという金具を溶接し、接着剤で固定します。

(歯に直接チューブをつける方法もありますが、着きにくかったり矯正力がかかると外れてしまう場合があります。)


バンドを接着剤でつけるとこのような状態になります↓
正中離開2-3.png
バンドを歯に合わせる時は器具をコンコンと弾いて押し込んだり器具をぎゅっと噛んでもらったりして入れていくのですが、セパレーターによって歯と歯の間に隙間ができていたため、バンドをつける最中に痛みはほとんど感じませんでした!

スタッフ間の練習の際、セパレーターなしでバンドを入れたこともあるのですがその時はとっても痛かったです...


バンドをつけたあとも、矯正力はまだかかっていないため歯に痛みは出ません。

ただ歯肉の近くまでバンドがくるので歯肉に違和感や痛みを感じることがあったり、頬っぺた側にチューブがあるので口を動かした時などにぼこっとしたものが擦れる違和感があります。
これらは慣れてくることが多いので心配いりません!

もしこの時点で口内炎ができてしまったり痛みが強い場合は、チューブの部分にワックスを張り付けてカバーすることもできます。


また、バンドの周り・チューブの周りは汚れが溜まりやすいため、よく磨く必要があります。

当院ではタフトブラシでのブラッシングをおすすめしていますので、わたしもタフトブラシを購入しました!
正中離開2-4.png

歯磨きのアイテムが増えることで煩わしさはありますが、矯正が終わった後に虫歯ができてしまっては大変なので皆さんもしっかり磨いていきましょう。

さて次はいよいよ歯にブラケットつけて、ワイヤーを通していきます!

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2023年7月19日

院長ブログ ❘ EAS(ヨーロッパアライナー矯正学会)でEBAO試験に合格し、「卓越した臨床基準」の資格を取得しました

EBAO .jpg

こんにちは。
秋山矯正歯科院長の秋山祐子です。

先日イタリア・トリノで行われたヨーロッパアライナー矯正学会に出席し、アライナー(マウスピース)治療に関するEBAOという試験に合格しました。


この試験は、

・アライナー治療における診断

・治療方法

・クリンチェック(治療における歯の動かし方)の作製の仕方

・追加アライナーの少なさ

・治療結果

について、全編英語で資料を作成し、口頭試問に合格することで得られる資格です。


共に合格したドクターは、世界で22人で、大学教員、開業医、学会presidentなど著名な方ばかりで、試験会場では大変緊張しましたが、口頭試問ではレベルの高いディスカッションをすることができ、新しい示唆も与えていただき、大変勉強になりました。

EBAO (3).jpg

私たち矯正歯科医は、日本矯正歯科学会認定医を取得する際に、ワイヤー(ブラケット)での治療症例で資格を取得しますが、その後アライナー(マウスピース)矯正ができるようになるためには自らセミナーに参加したり、学会誌・本などを読むことで勉強します。
しかしその成果については誰からもジャッジされることがないというのが日本の現状です。


今回試験に合格したことで、世界基準の治療に少しでも近づけたのであれば嬉しいです。

今後も研鑽を重ね、患者様に良い治療を提供できるように精進したいと思います。

EBAO (1).jpgEBAO (2).jpg

※日本矯正歯科学会認定医(ワイヤー治療での資格)かつ「卓越した臨床基準」の資格(マウスピース治療での資格)をともに取得しているのは日本で当院院長の秋山のみです。


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2023年7月 3日

アタッチメントの装着とゴムかけ|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフYのブログ

こんにちは。
秋山矯正歯科のスタッフYです。
今回は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が到着しアタッチメントをつけた時の事をお話ししていきます!


【前回の治療】開咬とガタガタした歯の矯正治療スタート


=====================

【目次】
・アタッチメントとは?
・ゴムかけとは?

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■アタッチメントとは?


マウスピース型矯正装置(インビザライン)では
マウスピースをはめるだけではなく
アタッチメントという白い突起を歯につけていきます。

この突起物はマウスピースを装着した際に、
マウスピースが歯に加える力を調整するための補助をしてくれるものです。

歯の表面はツルツルしているので
歯を動かしている時にマウスピースの中で滑ってしまい、
マウスピースが浮いてしまうことがあります。

この状態では歯が計画通りに動かなくなってしまうこともあるので、
アタッチメントをつけマウスピースをしっかりと歯に密着させ
浮き上がるのを防ぐために処置する必要があります。


実際にアタッチメントをつけた後の写真がこちらです↓↓

開口2-1.jpg開口2-2.jpg


必要な箇所にのみアタッチメントがつくので、付いている箇所と付いていない箇所があります。
白くて小さい突起なのでほとんど目立たないです!

マウスピースを装着した写真がこちら↓↓


開口2-3.jpg開口2-4.jpg



■ゴムかけとは?

歯を正確に動かしていくために、マウスピースだけでは加えることのできない力を
補助的に取り入れるための装置です。
上下の噛み合わせの歪み改善や微調整をおこないます。

たとえば上下の歯列自体のズレや、上下の歯にすき間が開いているような部分などに効果的です。
また、歯が移動する時に戻ろうとする反作用の力を抑える効果もあります。

ゴムかけは必要に応じて一定期間使用することがほとんどです。
ゴムによって改善したい部分の治療効果が認められれば、ゴムは外してマウスピースのみとなる場合もあります。


私は、開咬(上下の歯が噛み合わない)だったので、
マウスピースをつける+ゴムかけも一緒に行いました。
私の場合は、上記の写真の通り左右でななめにゴムかけをしています。
ゴムかけは最初にかける練習をしますので、自分でかけられるようになりますよ\(^o^)/

今までなにもついていなかった歯の表面に小さな突起が付いたり
マウスピースをはめたことがなかったので
1~2日は少し違和感がありましたが、すぐに慣れていきました!

ゴムをかけていても話しづらいということはなくいつも通り話せましたよ。


私の場合は、1クール分として23枚のアライナーが届きました。
インビザラインはバーチャル上で今後の動きをみることができます!



1枚交換するたびの歯の動きが分かるのでモチベーションが上がりますよね!
アライナーは1週間に1枚ずつ交換していきます。
綺麗な歯並びになるために頑張ります!
矯正中の方は一緒に頑張りましょう(^^)
次回は、実際にマウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正治療を始めて
10枚目のアライナーへいった際の経過をお知らせします。


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2023年6月26日

歯科矯正用アンカースクリューの埋入|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフAのブログ

こんにちは
松戸市 秋山矯正歯科のAです。

前回は、矯正を行う為に歯を抜いた事について書きました。
今回は、歯科矯正用アンカースクリューという、小さなネジを歯茎に埋め込む処置を行った体験談です。


患者さんにスクリューの話をすると、「口の中にネジを?!」「なんか痛そう!」「怖い!」というリアクションが多いように思います。

でも私の場合は、埋入時も、その後の生活でも、不便なく快適に過ごしていますし、
院長はよく「骨にピアスを打つ感じ」と表現しています♪
もちろん個人差はあるかと思いますが、一つの体験記として参考にしてください。


=====================

【目次】
1.歯科矯正用アンカースクリューってなに?
2.スクリュー埋入当日の話
3.その後の話

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1.歯科矯正用アンカースクリューってなに?

歯科矯正用アンカースクリューとは、歯を引っ張る際に固定源として使用するためのものです。
埋入したスクリューを起点に歯を引っ張ったり、歯を動かすための装置をスクリューを使って取り付けたりします。
使い方によって、歯茎に打ち込むこともあれば、お口の上の方(上あご)に打ち込むこともあります。


私の場合、直径1.8mm、長さ7mmのものを2本、歯茎に使用しました。
他にもいろんな種類・長さがあり、状況に応じて使い分けています。

上顎前突 3-1.png
※画像下のスクリューははブログ用に取り出したもので撮影していますが、実際は埋入直前まで画像上のように1個1個包まれて滅菌されています。



2.スクリュー埋入当日の話

当日はまず、注射の麻酔の針が痛くないように、麻酔クリームを塗ります。
麻酔クリームが十分に効いたら、細い針で注射の麻酔をしていきます。

麻酔の流れやこだわりポイントは、抜歯編に詳しく書いたので、良かったらそちらもご参照ください!
前回・抜歯編


麻酔が効いたら、ドリルで下穴を開けていきます。
痛みは全くありません。頭蓋骨に振動が響く感じがちょっとだけ怖いのですが、この1分を乗り越えたらあとは怖くないので頑張ってください!

穴が空いたら、専用のドライバーでくるくるとネジを打っていきます。
これは振動もなく、感覚もありませんでした。
上顎前突 3-2.png

完全に奥までネジが入ったら処置はおしまいです。
歯を抜いた部分の真上に銀色のネジが入っているの、見えますか?
上顎前突 3-3.png



3.その後の話

痛み止めと化膿止めを数日飲みましたが、痛みはほとんど出ませんでした。

痛みはありませんが、スクリューがカチッと安定するまでは2週間くらいかかります。
その間は、硬いものを食べない、寝るときは横向けではなく仰向け、歯ブラシでゴシゴシしない、等を意識し、スクリューに圧がかからないように過ごしていました。

上顎前突 3-4.png

スクリューを打たれた方にはうがい薬をお渡ししますので、2週間の間はこれでうがいをして、お口の中を清潔に保つようにしましょう!


2週間経てばスクリューがきちんと骨に固定されますので、
お掃除のときは歯ブラシを軽く当てて、汚れを落とすようにしてください。
ここに食べかすがついていると、歯茎が腫れてお痛みが出たり、せっかく打ち込んだスクリューが抜けてしまう原因にもなります...。


私は、スクリューが安定してからは、ゴムをひっかけて歯を引っ張り始めました。
これで出っ歯を治します!

上顎前突 3-5.png

以上、歯科矯正用アンカースクリュー編でした。
見た目よりも全然怖くないので、今後行う方も安心してくださいね。

次回、いよいよインビザラインのマウスピースをはめていきます!

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2023年6月24日

奥歯(第一・第二大臼歯)にバンドの装着|表側ブラケットで治療中のスタッフSのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科 Sです。

前回はセパレーターについてお話ししましたが、
セパレーターを外し、いよいよバンドをはめていきます。

【前回の治療】
非抜歯での矯正治療(セパレーター装着)|表側ブラケットで治療中のスタッフSのブログ


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目次
1.バンドについて
2.バンドの装着

=====================


1.バンドについて

バンドとは、主に第一大臼歯(後ろから2番目の奥歯)、第二大臼歯(一番後ろの奥歯)
に付ける金属の輪状の装置を指します。

バンドはたくさんサイズがあるので、自分の歯にぴったりと合うものを探すためにサイズ合わせが必要になります。
サイズが決まったら、ワイヤーを通すための『チューブ』というフックのついている小さな部品をバンドの表面に溶接し、バンドの装着準備に入っていきます。

叢生3-1.png


2.バンドの装着

歯に唾液などが付かないようにしっかり防湿をして、バンドの内側に歯科用のセメントを均一に塗布して、バンドを歯にはめていきます。

セパレーターの効果でしっかりと隙間が出来ていたので、
バンド装着時の痛みはほとんどありませんでした。

バンドをグーッと押し込んで、少し外して調整して、またグーっと押し込んでの繰り返し。
途中、カンカンと器具で弾いて押し込んだり、棒状の器具を噛んで押し込んだりしました。

上左右の奥歯、合計で4本の歯にバンドを装着しましたが、バンドだけではまだ歯は動かないので、装着後も特に痛みはありません!(下の歯は後日装着します。)


ですが、チューブについているフックが思いのほか鋭く、ほっぺの内側に当たって痛みや違和感があります。

次第に慣れてはいきますが、痛みが強かったり、口腔内に傷が出来てしまう場合は、ワックスというカバー材を自分でつけることもできます。これは食事の際などに取れてしまうので、頻繁にワックスを使用する場合は院内で取れないカバー材をつけることもできます。

またバンド周りやチューブの小さな隙間は、汚れが溜まりやすいうえに磨きにくいので、
先が細い部分用のタフトブラシなどを使ってしっかり歯磨きを頑張りたいと思います!


次回はいよいよブラケットの装着です!

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2023年5月19日

気になるすきっ歯(正中離開)の矯正治療がスタート|表側ブラケットで治療中のスタッフMのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科のMです。

この度当院にて表側ブラケットでの部分矯正治療を始めることになりました!
部分矯正に興味がある方や治療を始めようとしている方の参考になれば、とブログを書かせて頂きます。

=====================

【目次】
・気になっている所は...
・わたしが正中離開になってしまった原因は?
・治療方法

=====================

現在の歯並びがこちらです。
正中離開1-1.png



■気になっているところは...

一見歯並びは問題ないように見える感じがありますが、真ん中の写真を見ると上の前歯に隙間があり、
すきっ歯になっている状態がわかりますよね。
わたしが歯並びで気になっているところはこの隙間です。

このように上の歯と歯の間に大きな隙間があることを、正中離開といいます。


正中離開の原因はさまざまです。

例えば、上唇小帯の異常

正中離開1-2.png

このように唇と歯肉をつないでいるすじが歯の近くまで迫っていると前歯に隙間ができやすくなります。


また、過剰埋伏歯といって本来ないはずの歯が歯肉の中に存在しているもので、前歯の歯肉の中に正中埋伏歯があることで、正常な歯を左右に押し広げ正中離開になってしまうことがあります。

その他に、舌の癖唇を噛む癖があったりすると歯列不正や正中離開になることもあります。



■わたしが正中離開になってしまった原因は?

元々わたしは上の歯が出っ歯だったり歯並びがガタガタしていたのですが、小学校5年生から中学1年生まで表側ブラケットで全顎の歯列矯正を行ったので一度歯並びを綺麗にしています。

歯列を正常な状態に動かした後は、後戻りをしないようにリテーナーという保定装置を入れ2年間過ごすことが通常なのですが、当時のわたしは歯を動かす治療が終わったことに安心してしまいだんだんとリテーナーを入れる時間や日数が少なくなっていきました。

それに加え、寝ている間などの食いしばりやストレスを感じた時に唇を噛む癖もありましたので、残念ながら正中離開になってしまったのだと思います。



■治療方法


当院での部分矯正は、インビザラインもしくは表側ブラケットでの治療ができます。
わたしは以前ブラケットで治療した経験もありますので、表側ブラケットでの矯正を希望しました。

精密な検査を行い先生との相談後、
奥から2番目の歯(第一大臼歯)にバンド
前から5番目の歯(第二小臼歯)までブラケットをつけることになりました。

バンドやブラケットについては次回以降のブログでお話ししていきます!


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2023年5月 9日

永久歯の抜歯とセパレーター装着|ワイヤー矯正装置(ブラケット)で治療中のスタッフSのブログ

こんにちは。秋山矯正歯科のSです。

今回は永久歯の抜歯についてと、実際に装置を付けていくお話をしたいと思います。

【前回の治療】気になる口元を綺麗なEラインへ矯正治療


=====================

【目次】
・抜歯について
・ブラケットやワイヤーの種類について

=====================



・抜歯について

まず抜歯についてですが、通常患者様が抜歯をおこなう際は負担をかけないために2本ずつ抜きます。

ただ今回私は早く治療を進めたい、痛くても大丈夫、という意思があったので先生に無理を言って4本一気に抜歯しました。
麻酔をするので痛みはないですが、歯が左右に揺れているのがわかる、不思議な感覚でした。抜いた後も痛み等はありませんでした。


実際に装置を付けていく流れですが、
バンドセット→ブラケット装着→ワイヤーを入れて1か月ごとにきついワイヤーに変えていく。
ざっくりこんな感じです。

まずバンドと呼ばれる奥歯の第一大臼歯と第二大臼歯に輪っかのようなものをはめます。

Eライン2-1.png


バンドは歯と歯の間に金属が挟まるのでキツイ感覚がありました。
正直これをはめるときは痛すぎて涙がでてしまいましたが、休憩を挟みながらセットしました。
実際に患者様にセットする際はバンドを入れやすくするために、セパレーターといってあらかじめ歯と歯の間にゴムを入れ、歯間を広げておく処置をするので私のように涙が出るほど痛い事はないと思います。

↓セパレーター
Eライン2-2.png

バンドを入れてから1週間くらいは奥歯の方から痛みを感じ、食事は前歯で嚙み切ってそのまま飲み込むような生活をしていました( ;∀;)
パスタやうどんはあらかじめ細かく刻んで食べるようにし、ご飯の場合はおかゆにしてさらにマッシャーで軽くつぶしてから食べるようにするのがおすすめです。
1週間を過ぎるとだいぶ痛みも無くなり、なんでも食べられるようになります!

バンドを付けた生活に慣れてきたのも束の間(笑)
今度はブラケットを装着していきます。

Eライン2-3.png

↑ 四角い装置が一本の歯に一個ついているのがわかりますね。これがブラケットです。
ブラケットの真ん中にはワイヤーが通るようにくぼみがあります。
そこにワイヤーを通し、ワイヤーが真っすぐに戻ろうとする力で歯並びが綺麗になっていきます。


・抜歯について

当医院ではブラケットやワイヤーの色をオプションで変更することができます。

①銀色のワイヤーに、銀色のブラケットの組み合わせのもの。

Eライン2-4.png


②銀色のワイヤーに前歯の部分だけ透明のブラケット
Eライン2-5.png


③ワイヤーも白いもので一番目立たないセラミックのブラケット
Eライン2-6.png

私は③の白いワイヤーにセラミックのブラケットが良かったのですが、当時コロナの影響もあり海外で製造していたセラミックのブラケットが品薄状態だったため、透明のブラケットに白のワイヤーで治療することになりました。※実際にはお選びいただけない組み合わせです。

ブラケットは歯にボンドで付けていくだけなので痛み等はありません。
ブラケットがつくといよいよワイヤーを通していきます!!

ワイヤーを通すお話は次回させていただきます。

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2023年4月 3日

非抜歯での矯正治療(セパレーター装着)|表側ブラケットで治療中のスタッフSのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科のSです。

前回のブログでは、わたしの歯並びの現状や
矯正治療を始めたきっかけなどをお話ししました。

【前回の治療】ガタガタで気になる歯並びの矯正治療を開始

今回からは治療についてどんどんお伝えしていきます!


=====================

【目次】
1.治療方法の選択
2.治療開始
 セパレーターの装着

=====================



1.治療方法の選択

わたしが矯正治療をする上で大前提だったのは、絶対抜歯をしないこと!!
理由は単純で、怖いのと健康な歯を抜くのは嫌だ!、それだけです。

精密検査の結果を踏まえて、先生の診断のもと治療方針を相談しました。

先生曰く、わたしの場合、叢生だけではなく上前歯が下前歯よりも出ていることや
それに伴なう唇のぷっくり具合も治すなら
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の方がブラケットよりオススメ!とのことでした。

ですが、どちらの装置でも遜色なく治療をすることが可能なので、
それぞれの装置のメリット・デメリットを考慮し、
わたしの生活スタイルにはブラケットの方が合っていたので
表側ブラケットを選びました。

叢生2(1).png

というわけで、治療方法として決まったのが

表側ブラケット(プラスチック)
非抜歯

です。
装置が決定し、いよいよ治療が始まります!



2.治療開始
 セパレーターの装着

叢生2(2).png
治療のファーストステップとして、
多くの場合、奥歯(6・7番)には前歯等に付けるブラケットとは違って、
安定感のある金属の輪っか状の部品(バンド)をはめていきます。

左右上下それぞれ6・7番の歯(右図の部位)に
装着していくのですが、私の場合歯間がきつくバンドが入っていかない!

そこで、バンドをはめるためにまずは歯と歯の間に
隙間を広げるセパレーターという青いゴムをいれました。

これにより、1週間ほどで歯と歯の隙間が出来ていきます。

↓セパレーターを入れた後の様子
叢生2(3).png
ギシギシと奥歯の隙間に押しつけて入れていくのですが、
入れる時の痛みは全くありません!

ただ、あとからじんわりと痛みを感じることもありましたが、
耐えられないものではなかったです!


小さなゴムがひとつ入るだけでも、
『歯と歯の間に物が詰まってる感』があって違和感があったのと、
噛むたびにグニュッとゴムを噛んでいる弾力も感じました。


ひどく痛むことはありませんでしたが、
セパレーターが入っている間はずっと地味〜〜〜に不快でした。

バンドを装着するために外した時は、口をゆすいだら
ゴムの隙間に詰まっていた汚れやら食べカスやらで、、、。汚い、、、。

ですが、しっかりと隙間はできていたようなので
バンドの装着もスムーズにできました。

次回はバンドの装着についてお話しします!


【初診相談のご予約はこちら】

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秋山矯正歯科
院長 秋山祐子

院長 秋山祐子

医院サイト
www.akiyama-kyouseishika.com

当院は、父が開院し、地域の皆さんに親しまれてきた矯正歯科医院です。私自身も生まれ育ったこの地で、患者さん個人の資質に基づいた根拠のある矯正治療を行いたいと考えています。

最新の研究成果や治療技術も積極的に取り入れ、患者さんに寄り添って信頼関係を育み、患者さんご自身の協力も得て、満足のいく完璧な状態で矯正治療を終えることを目指します。歯並びや口元のことでお悩みをお持ちの方が、矯正治療によって健やかで美しい笑顔となり、より素晴らしい充実した人生を手に入れられますように。心からお役に立ちたいと願っています。

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