« 2024年1月
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
  •  
  •  
2023年6月26日

歯科矯正用アンカースクリューの埋入|マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療中のスタッフAのブログ

こんにちは
松戸市 秋山矯正歯科のAです。

前回は、矯正を行う為に歯を抜いた事について書きました。
今回は、歯科矯正用アンカースクリューという、小さなネジを歯茎に埋め込む処置を行った体験談です。


患者さんにスクリューの話をすると、「口の中にネジを?!」「なんか痛そう!」「怖い!」というリアクションが多いように思います。

でも私の場合は、埋入時も、その後の生活でも、不便なく快適に過ごしていますし、
院長はよく「骨にピアスを打つ感じ」と表現しています♪
もちろん個人差はあるかと思いますが、一つの体験記として参考にしてください。


=====================

【目次】
1.歯科矯正用アンカースクリューってなに?
2.スクリュー埋入当日の話
3.その後の話

=====================



1.歯科矯正用アンカースクリューってなに?

歯科矯正用アンカースクリューとは、歯を引っ張る際に固定源として使用するためのものです。
埋入したスクリューを起点に歯を引っ張ったり、歯を動かすための装置をスクリューを使って取り付けたりします。
使い方によって、歯茎に打ち込むこともあれば、お口の上の方(上あご)に打ち込むこともあります。


私の場合、直径1.8mm、長さ7mmのものを2本、歯茎に使用しました。
他にもいろんな種類・長さがあり、状況に応じて使い分けています。

上顎前突 3-1.png
※画像下のスクリューははブログ用に取り出したもので撮影していますが、実際は埋入直前まで画像上のように1個1個包まれて滅菌されています。



2.スクリュー埋入当日の話

当日はまず、注射の麻酔の針が痛くないように、麻酔クリームを塗ります。
麻酔クリームが十分に効いたら、細い針で注射の麻酔をしていきます。

麻酔の流れやこだわりポイントは、抜歯編に詳しく書いたので、良かったらそちらもご参照ください!
前回・抜歯編


麻酔が効いたら、ドリルで下穴を開けていきます。
痛みは全くありません。頭蓋骨に振動が響く感じがちょっとだけ怖いのですが、この1分を乗り越えたらあとは怖くないので頑張ってください!

穴が空いたら、専用のドライバーでくるくるとネジを打っていきます。
これは振動もなく、感覚もありませんでした。
上顎前突 3-2.png

完全に奥までネジが入ったら処置はおしまいです。
歯を抜いた部分の真上に銀色のネジが入っているの、見えますか?
上顎前突 3-3.png



3.その後の話

痛み止めと化膿止めを数日飲みましたが、痛みはほとんど出ませんでした。

痛みはありませんが、スクリューがカチッと安定するまでは2週間くらいかかります。
その間は、硬いものを食べない、寝るときは横向けではなく仰向け、歯ブラシでゴシゴシしない、等を意識し、スクリューに圧がかからないように過ごしていました。

上顎前突 3-4.png

スクリューを打たれた方にはうがい薬をお渡ししますので、2週間の間はこれでうがいをして、お口の中を清潔に保つようにしましょう!


2週間経てばスクリューがきちんと骨に固定されますので、
お掃除のときは歯ブラシを軽く当てて、汚れを落とすようにしてください。
ここに食べかすがついていると、歯茎が腫れてお痛みが出たり、せっかく打ち込んだスクリューが抜けてしまう原因にもなります...。


私は、スクリューが安定してからは、ゴムをひっかけて歯を引っ張り始めました。
これで出っ歯を治します!

上顎前突 3-5.png

以上、歯科矯正用アンカースクリュー編でした。
見た目よりも全然怖くないので、今後行う方も安心してくださいね。

次回、いよいよインビザラインのマウスピースをはめていきます!

初診相談のご予約はこちら


Google +1
2023年6月24日

奥歯(第一・第二大臼歯)にバンドの装着|表側ブラケットで治療中のスタッフSのブログ

こんにちは、秋山矯正歯科 Sです。

前回はセパレーターについてお話ししましたが、
セパレーターを外し、いよいよバンドをはめていきます。

【前回の治療】
非抜歯での矯正治療(セパレーター装着)|表側ブラケットで治療中のスタッフSのブログ


=====================

目次
1.バンドについて
2.バンドの装着

=====================


1.バンドについて

バンドとは、主に第一大臼歯(後ろから2番目の奥歯)、第二大臼歯(一番後ろの奥歯)
に付ける金属の輪状の装置を指します。

バンドはたくさんサイズがあるので、自分の歯にぴったりと合うものを探すためにサイズ合わせが必要になります。
サイズが決まったら、ワイヤーを通すための『チューブ』というフックのついている小さな部品をバンドの表面に溶接し、バンドの装着準備に入っていきます。

叢生3-1.png


2.バンドの装着

歯に唾液などが付かないようにしっかり防湿をして、バンドの内側に歯科用のセメントを均一に塗布して、バンドを歯にはめていきます。

セパレーターの効果でしっかりと隙間が出来ていたので、
バンド装着時の痛みはほとんどありませんでした。

バンドをグーッと押し込んで、少し外して調整して、またグーっと押し込んでの繰り返し。
途中、カンカンと器具で弾いて押し込んだり、棒状の器具を噛んで押し込んだりしました。

上左右の奥歯、合計で4本の歯にバンドを装着しましたが、バンドだけではまだ歯は動かないので、装着後も特に痛みはありません!(下の歯は後日装着します。)


ですが、チューブについているフックが思いのほか鋭く、ほっぺの内側に当たって痛みや違和感があります。

次第に慣れてはいきますが、痛みが強かったり、口腔内に傷が出来てしまう場合は、ワックスというカバー材を自分でつけることもできます。これは食事の際などに取れてしまうので、頻繁にワックスを使用する場合は院内で取れないカバー材をつけることもできます。

またバンド周りやチューブの小さな隙間は、汚れが溜まりやすいうえに磨きにくいので、
先が細い部分用のタフトブラシなどを使ってしっかり歯磨きを頑張りたいと思います!


次回はいよいよブラケットの装着です!

初診相談のご予約はこちら
Google +1

秋山矯正歯科
院長 秋山祐子

院長 秋山祐子

医院サイト
www.akiyama-kyouseishika.com

当院は、父が開院し、地域の皆さんに親しまれてきた矯正歯科医院です。私自身も生まれ育ったこの地で、患者さん個人の資質に基づいた根拠のある矯正治療を行いたいと考えています。

最新の研究成果や治療技術も積極的に取り入れ、患者さんに寄り添って信頼関係を育み、患者さんご自身の協力も得て、満足のいく完璧な状態で矯正治療を終えることを目指します。歯並びや口元のことでお悩みをお持ちの方が、矯正治療によって健やかで美しい笑顔となり、より素晴らしい充実した人生を手に入れられますように。心からお役に立ちたいと願っています。

Google +1